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東京クラブシーン発「D.TT.K」高速道路沿いでプレゼンテーション開催

2015年10月17日 16:52  Fashionsnap.com

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「ディーティーティーケー(D.TT.K)」が、2016年春夏コレクションを東京・青山で発表した。前回は音楽を重視しすぎた演出に賛否両論あったが、今季はモデルを使ったプレゼンテーション形式を採用。デザイナーデトケー(Kazuma Detto)が囲み取材にも応じ、「いつかパリでショーをやりたい」と展望を語った。


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 「D.TT.K」の2016年春夏コレクションのテーマは「インテンショナル(intentional)」。これまでブランドが軸としてきた「ネオスポーティー」というコンセプトにダークな要素を加え、クラッシュ・ダメージ加工を意図的に施すことで機能性のあるコレクションを目指したという。
 前回のプレゼンテーションについて「ブランドの背景を表現した演出だったが、洋服を見れないという声が多かったし、ご迷惑をかけた」と話すデトケーが選んだ今季の会場は、首都高速沿いに建つ青山のビルのテラス。高速を行き交う車の通行音をBGMにスモークを炊いた立ち位置にモデルが1人1人現れ、来場したカメラマンがシューティングしていくという形式だった。
 「D.TT.K」は近年のラグジュアリーストリート分野にカテゴライズされる日本発のブランドとして注目され、「ブイ・ファイルズ(VFiles)」の支援によりNYコレクションデビューを果たし、「TOKYO FASHION AWARD」を受賞。これによりNYやロンドンに卸先が増え、アジアにも浸透しているというが、「一番見せたいパリにはまだ卸先が無い」という。
 「ショーやプレゼンテーションを経験して、見せ方でブランドの存在を広げられることを知った。意外と身近な友人達にでさえ、ブランドを理解されていない中で今回の見せ方は自分らしい。コレクションの見せ方を模索しながらパリを目指したい」と語った。
■D.TT.K 2016年春夏コレクション