タイムシートでは、開始から20分ほどでトップタイムは1分6秒台に。残り15分というところで、昨年のSUGO戦で初優勝を飾っている野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分5秒台に入れる。その後、残り7分ほどになると多くのマシンがチェッカーに向けてアタックに入っていった。
このセッションでトップとなった小暮は、残り2分ほどとなったところでコースレコード(1分5秒843)を上回る1分5秒840をマーク。アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)も好タイムをマークするも1分5秒877で2番手、野尻も僅かにタイムを伸ばして3番手となり、この3人が1分5秒台でこのセッションを終え、ここまでトヨタ陣営に連勝を許しているホンダ陣営も順調な立ち上がりとなった。続いて、序盤からタイムシート上位に名を連ねていた伊沢拓也(REAL RACING)が4番手となり、5番手~7番手にはランキング上位勢が並んだ。
12ポイント差で首位を追うジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL)は26周をこなして1分6秒073で5番手。首位の石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)は24周を走り1分6秒077で6番手となり、ランキング2位の中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)が1分6秒173で7番手となった。一貴は28周を走行している。
小林可夢偉(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)は、最終的に1分6秒333で11番手となったが、赤旗提示された周にもアタックを行っていた様子で、セクター1で全体ベスト、セクター2でも自己ベストタイムをマーク。タイムには反映されなかったものの、予選に向けてポテンシャルを見せる形でこのセッションを終えている。