写真上から順に、ふわふわのスポンジ生地、まろやかなクリーム、もっちりとしたフラン…実はこの3つの層は、1つの生地を焼くと自然にできあがるもの。なぜ？ どうして!? そのお味は?? 昨年、フランスで大ブームを起こした不思議でおいしいケーキが、ついに日本上陸です！
■フランスではレシピ本がベストセラーに！
「Le gâteau magique」、訳すと「魔法のケーキ」。フランスの料理研究家、クリステル・ユエ＝ゴメスさんが、フランスの郷土菓子をアレンジして考案し、同名のレシピ集を刊行したのが昨年8月のこと。あっという間にベストセラーとなり、数多くの後追い本が刊行され、そのレシピはお菓子作りの新たなスタンダードとなりました。
■「魔法」の秘密は…
なにが「魔法」かって、この3つの層‐‐スポンジ、クリーム、フラン‐‐が、1つの生地を焼くだけでできてしまうこと！ 本来ならば、それぞれの層を個別に作って、最後に重ね合わせるという途方もない手間がかかるところなのですが、「魔法のケーキ」は1つの生地を作って焼くだけで、自然と3つの層ができあがるのです。
コツは混ぜ方と焼き方。卵黄と卵白を混ぜ合わせる際に完全にはなじませないことと、低温（150℃）でじっくり焼くことが大きなポイントです。あとはいつもの材料、いつもの道具で手作りできてしまうんです。
■作ってびっくり、食べて感動！
実際に3層になっていたときの驚きときたらもう！ そして見た目だけでなく、食べても感動モノのおいしさ。ふわふわとしたスポンジに、まろやかなクリームが絡み合って、もっちりとしたフランが全体を包み込むこのケーキは、ほかのケーキよりも、その味わいをしっかりと堪能することができます。ホームパーティなどで作って見せれば、ビックリされること間違いありません。
そんな「魔法のケーキ」を日本向けにアレンジし、さらにおいしくした本邦初のレシピ集『魔法のケーキ 焼くと3つの“層”ができる、不思議でおいしいお菓子』（荻田尚子著・主婦と生活社）もついに登場。日本でもこの秋冬、大ブームになること間違いありません！
（撮影／三木麻奈）
＊写真はすべて『魔法のケーキ』（荻田尚子著・主婦と生活社）より
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