「さぁパーティだ。踊ろうぜ!」 酒を飲む者、鉄格子の後ろでお手製のボング(吸引具)を使用しながらドラッグを吸う者、ステロイド剤とみられる青い錠剤を飲む者、そして音楽をガンガン鳴らし廊下に出てダンスを踊り、服を脱ぎ捨てる者…驚くような内部の実態が暴露されてしまったのは、ロンドンの北に位置するハートフォードシャー州ボヴィンドンの「H.M. Prison The Mount」という刑務所。撮影されたのはその中のカテゴリーCというブロックで、映っている人数は10人ちょっと。ここは“脱獄の意思はなさそうだが、念のため開放的状況にはおけない”という受刑者を集めたところである。
こちらの動画は15日、YouTubeに“Prison video shows drug smoking, drinking booze and steroids”というタイトルで投稿されたもの。カテゴリーCでこれほどの自由を謳歌できるのであれば、カテゴリーD(きわめておとなしい受刑者たちを、ある程度開放的な状況におくブロック)はもはや天国ではないかと皮肉る声も聞こえてきている。