先日、小学校からの同級生が重い病気に倒れてしまった。お見舞いに出向いたメンバーと、帰り際に「俺たちも体に気をつけような」と話していたところ、そのうちの1人が翌日に性病で病院に担ぎ込まれてしまった。
なんとも、病気というものはいつ降りかかるか分からない。しかし、自分がかかりやすい病気の傾向を、あらかじめ知ることができるとするなら……。(文:松本ミゾレ)
28年間にわたって170万人のデータを調査
10月13日放送の「中居正広のミになる図書館」(テレビ朝日系)の人気コーナー「知らなきゃ良かった」で興味深い内容が紹介されていた。
「ネットで話題の診断」だとして、アメリカの名門コロンビア大学の研究チームが、今年の6月に発表した調査結果が紹介された。一体どんな調査だったのかといえば、「誕生月でわかるかかりやすい病気診断」!
なんと28年間にわたって、170万人分のデータを収集して完成したという。長い時間をかけて、多くのサンプルを収集した上で作った、統計に基づく診断ということになる。
誰もが誕生月を持っている。この誕生月と、かかった病気の種類を照らし合わせた結果、発症しやすい病気、しにくい病気というものが導き出されたというのだ。
研究チームは、1688種類もの病気に、誕生月との因果関係があるのか念入りにチェックしていったところ、そのうちの55種類の病気が、どうやら誕生月と密接に関与していることを突き止めたという。
自分はどんな病気にかかりやすい? みんなチェックしてみよう!
では、実際にどのような内容になっているのか。1月から12月まで、一気に列挙していきたい。
・1月…高血圧・心筋症
・2月…肺がん・気管支がん
・3月…前立腺がん・心房細動(不整脈)
・4月…狭心症・心臓発作
・5月…やったネ!一番病気になりにくいとされる誕生月だヨ!
・6月…心筋梗塞前症候群
・7月…5月の次に病気になりにくいとされている。こちらもラッキー!
・8月…結膜炎
・9月…喘息・中耳炎
・10月…風邪、近視
・11月…急性扁桃腺・下痢
・12月…アザが残りやすい
症状の重さは月によってマチマチではあるが、最後の方などはアザが残りやすいなどという、既に病気でもなんでもないオチが待ち受けていた。
8月生まれの中居くん、実際に「はやり目」に罹る
番組には、専門家として内科医の大竹真一郎医師がこの一見信憑性のなさそうな診断について、見解を述べている。
たとえば劇団ひとりが気管支が弱くて喘息持ちだとカミングアウトすると、大竹医師は「喘息は元々生まれ月によってなりやすさが違うってことが分かっていた」と発言。し……知らなかった。
8月生まれは結膜炎にかかりやすいということだが、司会の中居くんも、ゲストの風間トオルも8月生まれ。中居くんは以前「はやり目」というウイルス性の結膜炎を患ったことがあるという。この症状、かなり痛みが強いらしく、中居くん曰く「ずぅ~っとシャンプーを目に入れられてる感じ」だという。
ちなみに僕は7月生まれ。診断に基づくと、5月についで病気になりにくいとされている。
言われてみれば、特に体力づくりをしなくても、滅多に体調を崩したりはしない。けど、どこまで信用していいのか……。ところで、あなたは何月生まれ?
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