トップへ

朝ドラで注目の波瑠 下積み時代はセリフのない死者役も

2015年10月16日 00:30  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

写真
第1週の平均視聴率は20%超えと好発進した朝ドラ『あさが来た』。今井あさ役の波瑠は、早くも朝ドラファンの心をガッチリつかんでいる。 「『あさが来た』は、封建的な時代に生まれた女性が自立していく姿を描くという朝ドラでは王道のストーリー。定番の話ではあるんですが、脚本がていねいで、細かく作り込まれているので飽きさせません。男勝りでアクティブなヒロインに魅力があるから、つい惹きつけられてしまいますね」(ドラマライター) 宮崎あおいが演じる上品で控えめな姉・はつとの対比が鮮やか。口ぐせは「びっくりぽん!」で、いつもハツラツとしている。 「幕末の京都に生まれて大阪の豪商に嫁ぎ、女性実業家として活躍した広岡浅子がモデル。女性が表舞台に立つことが難しかった時代ですが、初めての女子大学をつくるなど型破りの活躍をした人ですね。『花子とアン』の村岡花子も、彼女の影響を受けていますよ」(スポーツ紙記者) パワフルで意欲的な女傑だったわけだが、実は演じている波瑠も彼女に負けない野心家であるらしい。'14年の雑誌インタビューでは、強い意気込みと大きな夢を隠さず話していた。 《今年来る、来年来るって何年言われているか分からないので今年こそ、そのポジションを抜け出したい。ブレイクしたいです(笑)》 中学1年生だった'04年にスカウトされて芸能界に入ったので、大きく羽ばたくまでに11年かかったことになる。最初のころは、まったく仕事がなかったという。 「'06年にWOWOWのドラマでデビューしましたが、エキストラ同然の役。同年に放送された『14才の母』(日本テレビ系)で連続ドラマに初出演するも、目立たない脇役でした。'07年公開の映画『恋空』では、新垣結衣の演じた主人公の親友役だったのにもかかわらずスポットはあたらなかったですね。また、初主演となった映画はわずか10分のショートムービーでした。その後も始まってすぐに電車にはねられて死んでしまうような、セリフのない役も演じていました」(芸能プロ関係者) '07年からはファッション雑誌『Seventeen』の専属モデルとして活躍。'12年に『non-no』に移った。 「ロングヘアだったのに、移籍した際にいきなりショートヘアになったんです。特に理由もなく、まったく躊躇せずにバッサリ切ったので周りから驚かれたそうです」(ワイドショースタッフ)