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関ジャニ∞「渋谷×丸山」、JUMP「知念×伊野尾」メンバー同士のアツい関係性はなぜ生まれた?

2015年10月15日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(C)タナカケンイチ

 多くの人々を魅了してやまない、ジャニーズグループ。彼らには歌、ダンス、トーク、容姿、と様々な魅力があるが、ファンが「ハマる」理由はそれ以外にもあるようだ。中でも、「メンバー同士の関係性」に興味を持つ人は多い。ファンを熱狂させるその“関係性”は、どうやって培われてきたのだろうか。今回は、数多あるジャニーズグループの中でもメンバー同士の関係性が良いといわれる、関ジャニ∞とHey! Say! JUMPに焦点を当てて考えてみたいと思う。


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■関ジャニ∞


 ジャニーズグループの中でも1、2を争うほど、メンバー間コンビの関係性が目立つ関ジャニ∞。普段の絡みだけでなく、ユニットを組んで楽曲を発表したり、DVD購入特典としてコンビの組み合わせでの撮影会を行うほどだ。その中でも、ファンから人気&オススメしたいコンビである「渋谷すばる×丸山隆平」について取り上げてみたい。


 渋谷と丸山の関係性の特徴は、非常に微笑ましいという点だ。最近話題になったのが、渋谷が主演した映画『味園ユニバース』とソロツアーでの出来事である。1月15日に行われた『味園ユニバース』の完成披露試写会と、1月18日に大阪で行われた渋谷のソロツアー初日公演に、丸山が姿を現した。しかし渋谷に会うことなく、楽屋に赤いバラを一輪置いて帰ったという。まるで恋人に対する行動のようだ。


 他にも、2人の親密な関係性はいたるところで見ることができる。例えば、丸山が「音の共鳴」と呼んでいる2人の即興コント。『あおっぱな』の初回限定盤メイキング映像にも、“なしょふんゲーム”たる2人しか分からないルールのゲームを長々と披露している。そのやりとりは非常に微笑ましい。


 一見、底抜けに明るい丸山とセンシティブな渋谷は正反対に見えるかもしれないが、演じ方が違うだけで彼らの根本は一緒なのだろう。実際、∞祭のパンプレット『Dear Eighter』内では、「マルってオレに似てる部分があると思うねん。実は繊細やったりとか……」と渋谷も語っている。似ているからこそ、相手が何を思い行動しているかを汲み取ることができる。それが、見ていて微笑ましい2人の関係性を作りあげているのかもしれない。


■Hey! Say! JUMP


 先輩であるV6と共に今年の24時間テレビのパーソナリティを務めるなど、今乗りに乗っているHey! Say! JUMP。彼らもまた、メンバー同士の仲の良さがフォーカスされるグループである。山田涼介と知念侑李、八乙女光と薮宏太など、様々なメンバーの関係性が取り沙汰されているが、今回注目したいのは「知念侑李×伊野尾慧」だ。


 今でこそかなりの人気を博している伊野尾だが、少し前まではあまり目立つ存在ではなかったように思う。知念も、同い年である山田や中島との絡みが多く見られていたのではないだろうか。「伊野尾の携帯には知念とのプリクラが貼ってある」「2人で買い物に行く」などの話はあったが、コンサートなどで大々的に絡む機会は少なかったと言っていいだろう。しかし、帰り道がたまたま一緒になったり、偶然遭遇したりする機会があり、徐々に仲良くなったと様々な雑誌で語られて以来、2人の関係性が注目され出したように思う。


 10月9日から12日まで行われたコンサート『JUMPing CARnival』のMCでも、「携帯に伊野尾フォルダを作った。写真が100枚しかないのに、そのうち8枚が伊野尾」と知念が話したり、「SUPER DELICATE」の曲中で伊野尾が知念を抱えてグルグルと回るといった“イチャつき”も披露している。


 「高校時代友人がいなかった」と語る伊野尾は、もしかすると人に対する距離を取るタイプなのかもしれない。一方、知念は人との距離の取り方が上手いと感じる。絶対的アイドルである山田のことを茶化してからかったり、中島には甘えた態度を取ってみたりと、その距離感は絶妙だ。そんな知念だからこそ、伊野尾の懐に潜り込み、彼の魅力を引き出せているのではないだろうか。


 今回は関ジャニ∞とHey! Say! JUMPに焦点を当てたが、もちろんV6や嵐、NEWSなど他グループにも「名物コンビ」「仲良しコンビ」は存在する。こういったメンバー同士の関係性もジャニーズグループの大きな魅力の1つ。ジャニーズは知れば知るほどハマるというが、メンバー同士の人間関係が興味深い故にハマっていくことが多いのかもしれない。(高橋梓)