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ネ・ネット、英アーティスト ドナ・ウィルソンとコラボ<16年春夏>

2015年10月13日 23:52  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

Né-net × Donna Wilson
「ネ・ネット(Né-net)」が、ライブシューティング形式で2016年春夏コレクションを発表した。羊のパネルが点在する空間で、新作のインスタレーションを公開。同時に、スコットランド出身でロンドンを拠点に活動しているアーティスト、ドナ・ウィルソン(Donna Wilson)とのコラボレーションが発表された。

ネ・ネットがドナ・ウィルソンとコラボの画像を拡大

 22シーズン目となる「ネ・ネット」2016年春夏コレクションのテーマは「PASTORAL」。「来てくれた人とゆっくり話したい」という意向から、10周年を迎えた先シーズンと同じくランウェイショーは行わず、展示会場でルックブックの撮影をするライブシューティングの形式でコレクションを発表している。
 デザイナー高島一精が牧歌的なイメージから発想したという「羊飼いがみた夢」について、文筆家の佐伯誠がストーリーを作り、そしてアーティスト井上信太が会場空間のアートワークを担当。パネルに描いた羊たちが設置されたメインフロアでは、ユニセックスウェアを中心に素朴で少し野暮ったく、懐かしさを感じるようなスタイルを提案。刺繍やプリント、ニットの編地で、のどかな風景や動物たちが描かれた。牛のモチーフが肉の部位によってカラフルに色分けされたシュールなギミックもあれば、繊細なジャカードやフリルの総柄など手の込んだ技術も反映されている。高島一精は、ブランド立ち上げから10年を経て「よりものづくりと向き合うようになった」と話している。
 新たにコラボレーションしたドナ・ウィルソンは、以前から高島一精と交流があり、「いつか一緒にものづくりができたら」という思いが実現したという。会場には特別に「ネ・ネット」のテキスタイルの服を着た親子の生き物のぬいぐるみが飾られ、ウェアからアクセサリー、レイングッズ、そしてキッズウェアまで幅広く揃えた。描き下ろしの絵柄もあるという。販売は2016年3月と5月が予定されている。