12日、メルセデスAMG F1チームは、ブラックレーとブリックワースの両ファクトリーでコンストラクターズタイトル獲得を祝った。
ロシアGPで2年連続のコンストラクターズタイトルを決めたメルセデスは、優勝から一夜明けた12日にチームの本拠地があるブラックレーとパワーユニットを開発するブリックワースのファクトリーで祝賀イベントをそれぞれ開催。エグゼクティブディレクターのトト・ウォルフやパディ・ロウに加えて、ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグも姿を見せた。
スタッフと同じ記念Tシャツに身を包んだウォルフは、次のように語りかけた。
「我々は再び成し遂げた。このチャンピオンシップは、ドライバーとブリックワースおよびブラックレーのチームをひとつにするものだ」
「タイトルについては、カートの頃から誰もがドライバー個人のものとして話すが、今回はニコとルイスが勝者だ」
「昨日はニコを失望させてしまったが、彼は当初からチームの基礎となってタイトルに貢献してきた。言わば彼のチャンピオンシップでもある」
「ルイスは波に乗って、素晴らしいシーズンを過ごしている。2013年に加わって以来、チームに溶け込み、決意とハードワークによってチームの成長を支えてきた」
「我々は彼らに恩がある。このスポーツは非常に物事が早く進むので、次の週末とチャンレンジに集中しがちだ」
「しかし今日は、少し時間を割いて『ワールドチャンピオン』という言葉について考える必要があるんだ」
「今年、我々は世界一だった。これは本当に素晴らしいことだ。ただ、我々の誰ひとりとして、今回の成功が将来を十分満足させるものだとは思っていない」
「自分たちを再びチャンピオンと呼ぶには、より懸命によりハードに2016年も作業に取り組まなければならないんだ」