2015年F1ロシアGPの日曜決勝で、フェラーリのキミ・ライコネンは5位でフィニッシュ、しかしバルテリ・ボッタスとの接触に責任ありと判断されて30秒加算ペナルティを受け、8位に降格された。
キミ・ライコネン 決勝=8位
「レースの間ずっとマシンの動きはよかった。特にピットストップの後は好調だった。でもその後、トラフィックに阻まれた。ストレートで速さがなくてオーバーテイクをするのが難しかった」
「終盤、バルテリ(・ボッタス)を抜こうとした。一度、彼を抜いた場所だ。ターン3をうまく回り、次のコーナーには十分なスペースがあると思った。だから仕掛けることに決めた。彼は僕が来るとは全く思わなかったのか、僕が見えなかったのか、それは分からない。でもあそこで仕掛けようと決めた後、引くことができなかった。できる限りコーナーのイン側に寄ろうとしたが、行き場がなくて、結局接触してしまった。僕らにとっても彼らにとっても不運な出来事だ。それもレースの一部とはいえ、アクシデントを望んでいる者などいない」
「本当に残念だ。でもチャンスが十分あったからこそ動いたのであって、完全にクレージーな動きだったわけではない」
「一度あそこで彼を抜いていたし、それなりに近づいていたのでやってみようと思った。僕の考えではあれもレースだ。オーバーテイクを試みたけれど、運悪くああいう結果になった。でも僕はスチュワードではないからね」