開幕初年度のフォーミュラEにアムリン・アグリから参戦したアントニオ・フェリックス・ダ・コスタは、2015/16シーズンもチームアグリからフォーミュラEに参戦する。
レッドブルF1テストドライバーを勤めながら、ドイツツーリングカー選手権(DTM)にBMWから参戦しているダ・コスタは、フォーミュラEの2014/15シーズンにアムリン・アグリから参戦。全11戦中8戦に出場し、第4戦ブエノスアイレスePrixでは、チームに初勝利をもたらしている。
今回の起用に対し、「チームは大きな前進を果たしている。戦って成績を出すための準備は整っていると信じているよ」とダ・コスタ。
「開幕戦の北京ePrixが待ち遠しいね」
「昨年、素晴らしい結果をもたらすことができたから、チームは再び僕を選んでくれたんだと思う。今年もいい結果を残して、期待に答えなきゃいけないね」
ダ・コスタは6月に行われたモスクワePrix以降、フォーミュラEに参戦しておらず、8月に行われたシーズン前テストにも参加していない。チームアグリは、ドニントンパークで計6日間行われたシーズン前テストに、ペドロ・デ・ラ・ロサとトム・ディルマン、サルバドール・デュラン、ニコラス・ラピエール、ステファノ・コレッティ、ナタナエル・バートンの6名を起用し参加していた。
ダ・コスタのチームメイトとなるドライバーについては発表されていないものの、すでに別チームとの契約を結んでいるデュランを除いた5名から選出されるとみられている。
チーム代表のマーク・プレストンは、初年度と同様のパワートレインを使用することがダ・コスタの助けになるだろうと述べている。
「アントニオはブエノスアイレスでチームに初勝利をもたらした。また、チームの成長にも貢献してくれたよ」
「彼は、第2シーズン以降もチームに成功をもたらしてくれるだろう」
「開幕戦の北京ePrixで、我々は信頼性と速さをみせることに注力している。アントニオの起用も戦略の一環なんだ」
フォーミュラE第2シーズンの開幕戦である北京ePrixは10月24日に開催される。