今週末のF1ロシアGPで、新スペックのパワーユニットを投入したフェルナンド・アロンソへの降格ペナルティが、当初の25から35グリッドになったことが分かった。
ホンダは今回のロシアGPに向けて、今季使用できる残り4つのトークンすべて使ってパワーユニットをアップグレード。準備の間に合った1基をアロンソのマシンに搭載することを決めた。
アロンソはこのアップグレード版の搭載で、初の10基目となるICE(エンジン本体)のほか、9基目のターボチャージャーとMGU-H、7基目のコントロール・エレクトロニクスを使用することになり、トータル25グリッドの降格を受けることになっていた。
しかしチームは、今後別のレースでアップグレード版を使用するために、FP2の前にアロンソのユニットを以前のスペックに戻し、新たに10基目のターボチャージャーとMGU-Hを交換。このふたつの交換が10グリッドの追加ペナルティとなり、彼の最終的な降格グリッドは35となった。
未消化分のグリッド降格をタイムペナルティで補う規定はすでに廃止されているため、彼は決勝を最後列からスタートするだけとなるが、今回のソチが通算250戦目となるアロンソにとっては、残念な降格となった。
なお、3戦ぶりにマノー・マルシャのレースシートに復帰したロベルト・メリも20グリッドの降格ペナルティを科されている。