リジェやBAR、トヨタなどで活躍した元F1ドライバーのオリビエ・パニスは、ル・マン24時間を含むLMP2クラスへのレースに参戦するためスポーツカーチーム設立を目指している。
ル・マン24時間には4回参戦し、2011年にはセブリング12時間を勝利した経験もある49歳のパニスは、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズと共にル・マン24時間参戦も視野に入れてスポーツカーチーム設立の計画を進めている。
2013年にはシャルル・ピックのマネージャーとしてグランプリの現場にも表れていたパニス。最近はブランパン・スプリント・シリーズに参戦するビンセント・アブリルのマネジメントもしており、LMP2チーム設立には若いドライバーを育てる目的があるようだ。
「耐久レースは大好きさ。若い子どもたちにとってLMP1の準備となるようなP2のチームをスタートしたいんだ。目標はELMSでP2をひとつと、もしかしたらLMP3をもうひとつ、そしてル・マン。プロジェクトを売る必要があるけどね」
「来年フランスGT選手権の参戦をストップして、チーム設立を僕の新しい挑戦にしなければならないね」とパニス。
現在、あるスポンサーと3年契約の交渉を進めており早ければ今週中に結論が出るとパニスは語っている。また既存のチームとの連携も進めているようだ。
パニスは、アンドロス・トロフィー・アイス・レーシング・シリーズには引き続き参戦し、ユーロスポーツでのWTCCの解説も継続する予定だ。