2016年4月から全国で公開される沖田修一監督の映画『モヒカン故郷に帰る』の主題歌を細野晴臣が手掛けることがわかった。
主題歌に起用されたのは、細野の新曲“MOHICAN”。細野は沖田監督とディスカッションを行い、松田龍平演じる主人公・永吉のモヒカンにインスピレーションを受けて同曲を完成させたという。細野が映画主題歌を担当するのは、2008年公開の『グーグーだって猫である』以来、約8年ぶりとなる。
沖田監督は同曲について「思わず笑ってしまうほど、素晴らしい主題歌を頂きました。細野さんにこの詞を歌わせていいのか、と畏れ多くも嬉しい気持ちでいっぱいです」とコメント。松田は「島に住んでいるような、浮遊感のある心地の良い曲だと思いました。映画の雰囲気にぴったりで僕も嬉しいです。ぜひこの曲と共に余韻を楽しんで下さい」と語っている。また主題歌の発表とあわせて、同作の音楽を池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ)が手掛けていることも明らかになった。
さらに、同曲を使用した特報が公開。映像には松田演じる永吉が、前田敦子演じる妊娠した恋人・由佳と共に故郷の両親に結婚報告をするシーンや、「まじ妊婦つれーわー」と話す由佳の様子、柄本明演じる永吉の父・治が倒れる場面などが確認できる。また、永吉の弟・浩二役の千葉雄大、母・春子役のもたいまさこの姿も映し出されているほか、売れないデスメタルバンドのボーカルである永吉の激しいライブシーンも公開されている。