映画『アバウト・レイ 16歳の決断』が、2016年1月から東京・有楽町のTOHOシネマズシャンテほか全国で公開される。
同作は、性同一性障害をカミングアウトし、男の子として生きることを決意したレイを主人公にした作品。髪を短く切り、トレーニングをして男に近づいていくレイの成長や、娘の告白に動揺を隠せない母親・マギー、レイを優しく見守るレズビアンの祖母・ドリーらレイを取り巻く人々の姿を描く。
主人公のレイを演じるのは、ロングヘアを短く切って同作の撮影に臨んだエル・ファニング。レイのカミングアウトに右往左往しながら、性転換手術の同意書にサインをもらうため、別れた夫に会いに行くマギー役をナオミ・ワッツ、レズビアンであることを告白して、パートナーと暮らすドリー役をスーザン・サランドンが演じる。製作は『リトル・ミス・サンシャイン』『サンシャイン・クリーニング』を手掛けたビッグ・ビーチ・フィルムズが担当。
エル・ファニングは自身の役どころについて「これまで演じたどの役よりも誇りに思っているし、レイという男の子が大好き」と語っている。