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ホンダ、残りのトークンを使用した新スペックのパワーユニットを“1基”投入

2015年10月09日 00:10  AUTOSPORT web

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ホンダF1総責任者の新井康久氏
ホンダは、今週末のF1ロシアGPで、トークンを使用してアップグレードした新スペックのパワーユニットを“1基”投入することを明らかにした。

 今回ホンダは、2015年に使用できる残り4つのトークンすべてを使い、ICE(エンジン本体)のアップグレードとそれに関連する排気系の改良を行ってきた。

 この新スペックを使用するアロンソは、今週末のソチで10基目となるICEに加え、新しいターボチャージャー、MGU-H、コントロール・エレクトロニクスを使用する。

 アロンソは、ロシアGPを前にすでにICEを9基、ターボチャージャーとMGU-Hは8基、MGU-Kは7基、コントロール・エレクトロニクスを6基使用しているが、今回の新スペック投入で25グリッドの降格ペナルティを受けることになった。

 ホンダは、新しいパワーユニットをジェンソン・バトンのMP4-30にも投入することを望んでいたが、今週末に新しいもうひとつのパワーユニットを作り上げるのに十分なパーツを揃えることができなかった。

 アロンソは、以前に使っていたユニットがバトンのものより走行距離が多かったため、ソチで新パワーユニットを使用するが、バトンは日本GPで使用したユニットを引き続き搭載することになっている。