たとえ別の種族であっても、時として強い友情を育む動物たち。
バージニア州リッチモンドの動物園「Metro Richmond Zoo」で暮らすチーターのKumbaliと子犬のKagoも、そんな仲良しコンビ。
一緒に遊び、学びながらすくすく大きくなっている。
Kumbaliが生まれたのは今年の3月。
生後しばらくして、飼育係はKumbaliの体が通常よりも小さいことに気付く。
母親の母乳の出が悪く、十分な栄養をとることができなかったのだ。
そこでKumbaliは母親から引き離されて、飼育係が与えるミルクで育てられることなった。
しかし1頭だけで成長すると、動物同士のコミュニケーションを覚えることができなくなってしまう。
そんなとき動物園にやって来たのがKago。
保護施設で殺処分になりかかっていたところを動物園に引き取られた。
そこで動物園は、KumbaliとKagoを一緒に育てることを思いつく。
以前にもサンディエゴの動物園で同様の試みがあったことを思い出したのだ。
とはいえ、チーターは非常に臆病な生き物。
KumbaliとKagoが馴染めるか心配していたのだが、一緒に暮らし始めてたった一晩で2匹は大の仲良しに。
今ではKumbaliとKagoのじゃれ合う姿を一目見ようと、動物園には多くの人が押し寄せている。
KumbaliとKagoは月曜から木曜までは正午から午後1時、金曜と土曜は正午から午後1時と、午後3時から午後4時まで一般公開されている。
リッチモンドを訪ねる機会のある人は、ぜひ仲むつまじい姿に心癒されてみては?
Metro Richmond Zoo
http://metrorichmondzoo.com/
・友情(まとめ)