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ポール・スミスが早稲田大学でインスピレーションの源を熱弁、大学生にエール

2015年10月06日 23:32  Fashionsnap.com

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講演会の様子 Image by: Fashionsnap.com
イギリス人デザイナーのポール・スミス(Paul Smith)が来日し、早稲田大学で講演会「ポール・スミスのインスピレーション」を開催した。会場となった大隈記念講堂には大勢の観覧希望者が集まり、あまりの数の多さに急遽デザイナー自身が2回公演を提案。総勢約2500名のオーディエンスに向けて約1時間に渡り、熱弁を振るった。

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 ポール・スミスはステージに登壇すると持ち前の明るさで会場を和ませ、プレゼンテーションがスタート。デザイナーになるまでの経緯やブランド立ち上げ当初の苦労話などを披露した。デザインのインスピレーションはアート、本、シネマや旅先から得ることが多いといい、ブランドのトレードマークであるストライプの配色は、訪れた建築物や現地の人がアイデアの源になったことを実際の写真を交えて説明。オーディエンスの大半を占めた大学生に向けて「インスピレーションはありとあらゆるところから得ることができる。観察眼を持って物事を捉えることが大事」とアドバイスし、今後控える就職活動や将来のキャリアについても「もし興味のある分野がすでにあるのなら、今からでも経験をコツコツと積んでいってほしい」とエールを送った。