トップへ

武藤彩未、アコースティックライブを実施 アンコールではサプライズ発表も

2015年10月06日 16:31  リアルサウンド

リアルサウンド

武藤彩未

 武藤彩未が、10月4日の東京・日本橋三井ホールにて、ワンマンライブ『A.Y.M. Ballads』を開催し、アンコール含む全16曲を披露した。


(関連:武藤彩未が見せたシンガーとしての力量 バンドサウンドで披露した“引きの美学”とは?


 『A.Y.M. Ballads』は、アコースティック編成の生演奏によるもので、昨年6月にもチェロ、ピアノ、パーカッションをバックにライブが行われた。前回同様、今回も豪華ミュージシャンがサポートメンバーに迎えられ、ピアノは武藤のサウンドプロデュースを手掛ける本間昭光、ベースに数々の有名アーティストのプロデュースやライブサポートを行う根岸孝旨、パーカッションには平井堅などのライブサポートを行う坂井“Lambsy”秀彰、そしてアコースティックギターに森山直太朗など数々のアーティストのアレンジやプロデュースを手掛ける中村タイチといった、豪華ミュージシャンによる演奏が始まる中、武藤は白にドット柄のシースルーを纏った衣装で登場。円錐状に型取るように配置された何百本もの糸に照明が加わることで、「AYM」の文字が浮かび上がるというコンテンポラリーな演出が施されたステージで、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」からライブはスタートした。


 前半は、武藤の敬愛する松田聖子をはじめとする80年代から2014年までの名曲カバーを披露。今回の選曲は1980年代から最新の楽曲まで、時代を彩ってきた楽曲の中から武藤自身が厳選したものだという。そして後半は、自身のオリジナル楽曲を披露。アコースティックアレンジされた楽曲群は、武藤の本来の持ち味である彼女の歌唱力が全面に活かされたものになっており、「交信曲第1番変ロ長調」「宙」「Daydreamin’」といったダンサブルなビートな楽曲がアコースティックアレンジにより普段とはまた違う装いを見せていた。そして本編ラストに「明日の風」を披露し、一夜限りのスペシャルセッションは幕を閉じた。


 会場からのアンコールが続く中、武藤はバンドメンバーと共に再び登場。改めてメンバー紹介する中、彼女のプロデューサー本間昭光(pf.)から、11月27日にNHKホールで行われる本間自身の誕生祭『本間祭2015』への出演が急遽打診されるというサプライズが。、突然のことに武藤は驚きながらも快諾すると、アンコール1曲目はさくら学院のカバー「See you…」。この曲は4年前に同会場で行われた自身のさくら学院卒業公演以来の披露となる。武藤も当時を知るファンも、感慨深い様子をみせた。そして最後に「今日は本当にありがとうございました。これからも大きな夢に向かってみなさんと一緒に歩んでいきたいです」と感謝を述べ「彩りの夏」へ。グループを卒業してからソロデビューし約1年半、着実に成長を遂げた武藤の軌跡を感じる締めくくりとなった。


 ダブルアンコールでは、武藤が最後に自身のイニシャルから取ったダンスロックナンバー「A.Y.M.」を披露。最後は本人も立ち上がり熱唱し、ライブは終了した。


 武藤彩未は今月28日に渋谷公会堂でのバースデーライブを収録したライブアルバムをリリース、また12月23日には赤坂BLITZで『X'mas Special Live「A.Y.M.X」』が開催される。(リアルサウンド編集部)