オノ・ヨーコの詩集『どんぐり』が、10月23日に刊行される。
今年5月から9月までアメリカ・ニューヨーク近代美術館で個展が行われ、11月8日からは東京・清澄白河の東京都現代美術館で個展『オノ・ヨーコ 私の窓から』も開催されるオノ・ヨーコ。
同書は、オノによる詩と点描ドローイングから構成された詩集。1964年に発表され、オノの代表作の1つでもある詩集『グレープフルーツ』と同じ形式で書かれているという。日本語訳は越膳こずえが担当。
オノは同書について「今の社会に生きていくために、と思って書いた、82年生きた経験からうまれたインストラクションの本です。お互いに、難しい社会に生きなければならないようになりました。ですから日本の皆さんにも、この本で何かパワーをあげられたらと祈っています」と日本語版の序文で記している。
また帯には、吉本ばななが「空想はたちまちほんとうの力を持って、現実を覆うすべての壁を少しずつ動かしはじめる。その秘密が描かれたすばらしい本です」との推薦コメントを寄せている。