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エステのプロが伝授するホットタオル法

2015年10月05日 00:02  オズモール

オズモール

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乾燥がますます進むこれからの時季、普段のお手入れだけで潤い肌をキープするのは難しそう。「肌の最表面にある角層が乾燥して硬くなると、化粧水が肌に浸透しにくくなります」と話すのは、セルフエステ技術を広めている出口アヤさん。

「乾燥によって肌の新陳代謝が乱れると、古い角質が肌の表面に堆積して角層が厚くなります。すると肌はざらついてツヤがなく、透明感を失ってくすんだ状態に。こうなると化粧水や美容液の浸透が悪くなり、丁寧にケアをしても効果が出なくなってしまうのです。そんなときに最も効果的な方法がホットタオル・スキンケア法です」(同)

こちらはエステサロンでは基本的なテクニックで、ホットタオルを使って肌を蒸す方法。電子レンジとタオルがあればできるので、お金がかからないスペシャルケアとして、自宅でもとり入れやすいのだそう。

「ホットタオルで肌を蒸すと、温熱効果で肌がやわらかくなり、毛穴が開いて古い角層が落ちていきます。このため乾燥した肌でも化粧水が浸透しやすくなり、さらに新陳代謝が高まることで、肌のくすみが改善することにもつながります」(同)

出口さんに教えてもらったやり方は次の通り。

1.クレンジング、洗顔をする。
2.フェイスタオルをくるくると巻いておしぼりのような状態にして、水で湿らせてから、硬く絞る。
3. 2を500~600Wの電子レンジで1分間加熱する。
3.やけどに気を付けながら、一度タオルを開いてパタパタと数回両手で叩き、温度のムラをとる。
4.顔にのせても熱すぎない温度(約40℃)になったら、顔全体の上に3~5分程度のせて肌を蒸らす。
5.ホットタオルを外したらすぐに化粧水を肌に浸透させ、フタをするようにクリームや乳液を塗って、水分を蒸発させないようにする。

タオルの温度を確かめるには、感覚が鋭い腕の内側に当てて。

「ホットタオル法のあとにシートマスクをするのも、シートの水分が浸透しやすいので乾燥肌に効果的です。また、好きなアロマをタオルに数滴垂らして、リラックス効果を加えるのもおすすめです」 (同)

乾燥がひどいときのスペシャルケアとして週に1、2回とり入れて。いつもより少し手間をかけた乾燥対策で、美肌をキープしよう!


出口アヤ
(社)国際セルフエステアカデミー代表理事。会員制エステの責任者を経て、麻布十番でエステサロンを開業。アロマセラピー、リフレクソロジー、リンパマッサージ、痩身、気功、東洋医学、心理学などを学びオリジナルの技術を生み出す。現在は自分自身で美と健康を維持できるノウハウを伝えようとセルフエステ技術を確立。セルフエステを普及するためのセミナーや講演活動を行っている。近著『見違えるほど美人になるセルフエステ』(三笠書房)では、長年のエステティシャン経験で培ったプロの技を伝授。