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「レジはコンビニの花形でしょ!?」 マツコ・デラックスと有吉が激おこ女子高生に反論

2015年10月03日 22:40  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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9月30日の「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日系)で取り上げられたのは、18歳の女子高生の怒り。コンビニでバイトしている彼女だが、レジ打ちをやらず、ひたすら品出しするバイトの相方に「激おこ」なのだとか。

コンビニバイトは大抵の場合、二人体制であるが、レジに人が並ぶ忙しい時間帯以外は、レジ担当とその他業務(商品を陳列する品出し、掃除、清算業務、フード作り)に分かれて行うことが多い。

彼女はレジを自分に丸投げして、「レジより楽な品出し」ばかりする相方に怒り心頭。その相方を気に入っているオーナーの、差別的な態度にもご立腹なのだという。(文:みゆくらけん)

「品出し」引き受けてくれるのはありがたいはず

これはコンビニバイトの「あるある」的な怒りかもしれない。確かに彼女が怒るように、同じ時給なのに仕事内容の「キツさ」が違うのは納得がいかないだろう。

しかしここで考えてみたいのは、マツコと有吉が説くように、仕事内容に対する「キツさ・楽さ」は個人の得意不得意で変わってくるということだ。

人とのコミュニケーションや対面が苦手とする人からすれば、コンビニバイトではレジ打ちよりも品出しの方が楽に感じるかもしれないが、その逆もしかり。自分だけが損をしている、と思うのは早合点かもしれないのだ。

実際に、ともにコンビニバイトの経験があるマツコ・有吉は、品出しより「レジの方が楽だった」と話している。「品出しは面倒くさくて嫌いだった」と有吉が言えば、

「だよね!絶対レジだよ!」
「意味がわかんない。品出しが楽だと思っているのが」

とマツコ。しまいに二人は「レジ打ちはコンビニの花形でしょ!?」と力説した。筆者もコンビニバイトの経験があるが、二人とまったく同感だ。レジは客が少なければボーっとしていられるが、体力を使ってずっと品出しをしてくれる相方などいたら感謝感激である。

「レジ打ち」だけで終わらない意外と奥の深い仕事

また、マツコはコンビニバイトの大変さも語った。レンジでチンしたら客に「温め過ぎ」だと怒られたり、イジワルな客がいたり、バイトの先輩が店内で突然野球を始めたりすることもあったとか。有吉も、先輩が店内でバトミントンを始めて呆気にとられた経験があるという。

今だったら、すぐにSNSに載せられて大問題に発展しかねないだろう。また、数字が苦手だという有吉は、レジで後から小銭を足して渡してくる客が苦手だったという。もう会計は終わっているため、訳が分からなくなって頭が爆発していたのだとか。

それでも「いい思い出になるよ。楽しかったね」とマツコがしみじみ語るように、コンビニバイトはとても楽しかった。「ただ商品出してレジ打つだけだろう」と時給の安さからも想定してお気楽に始めていたが、これがなかなか奥が深かった。

もちろん業務は多岐にわたり、レジ、品出し、精算、陳列の研究、掃除、ファーストフード作りなどの基本業務の他にも、やらなければならないこと、知っておかなければならないことはたくさんある。

それでも地域密着ならではの良さがあって、お客さんとはほとんどが顔見知りになるし、銀行・郵便局・宅配業者などいろんな業種の人たちと関わることができる。はっきり言って出会いの宝庫だった。大げさではなく「街の顔」になれるコンビニバイト、おすすめである。

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