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ウイリアムズと技術提携のマノー・マルシャ、充実のパッケージで来季躍進の可能性

2015年10月02日 20:50  AUTOSPORT web

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ウイリアムズFW37&マノー・マルシャMR03B
ウイリアムズは、新たにメルセデスとパワーユニットの供給契約を結んだマノーとのテクニカルパートナーシップの再開により、同チームにサスペンション・コンポーネントなどを供給する。

 1日、マノー・マルシャF1チームは、メルセデスAMG・ハイパフォーマンス・パワートレインズとの複数年におよぶパワーユニットの供給契約を締結し、来シーズンからウイリアムズやフォース・インディアも搭載する最新スペックのユニットの供給を受ける。

 彼らは、2013年以前にKERSの供給を受けていたウイリアムズ・アドバンスト・エンジニアリングとの提携も再開、トランスミッションとサスペンション・コンポーネントの供給を受けるほか、各グランプリで専属のエンジニアがマノーのレースチームに帯同する。

「メルセデス・ベンツのパワーユニットと組合わさることで、我々の新たなパワートレイン・パッケージの強さとチームの長期的な将来の意義に、非常に興奮している」と、チームプリンシパルのジョン・ブースは語っている。

 この契約により、現在2014年型のアップデートシャシーMR03Bとフェラーリの昨年型パワーユニットで戦うマノーは、新たに開発している2016年型シャシーとF1で最も競争力のあるパワーユニット、信頼性と性能に優れたギヤボックスおよびサスペンション・コンポーネントを手にすることで、大きな後押しを得ることになった。

 またチームは今週、バンベリーにある新しいファクトリーへの移転を終え、およそ1年ぶりにチーム全体がひとつのファクトリーに集まった。

 すでにマノーには、以前メルセデスのテクニカルディレクターを務めたボブ・ベルが技術コンサルタントとして加わっており、エンジニアリング部門も元ケータハムのジャンルカ・ピサネロがチーフエンジニアに、前トロロッソのチーフデザイナー、ルカ・フルバットがデザイン部門の責任者に就くなど強化が図られている。