「バレンシアガ(BALENCIAGA)」の現職クリエイティブ・ディレクター、アレキサンダー・ワン(Alexander Wang)が今パリコレクションで同職を退任するにあたり、NYタイムズ紙が後任のデザイナー候補を上げた。3名の候補者の中には「サカイ(sacai)」のデザイナー阿部千登勢の名も含まれており、複数のメディアが反応を示している。
「バレンシアガ」ワンの後任は?の画像を拡大 NYタイムズ紙のスタイルエディターMatthew Schneierが候補者として名前を上げたのは阿部千登勢のほか、ともにニコラ・ ゲスキエール(Nicolas Ghesquière)の下で「バレンシアガ」でのデザイナー経験があるJulien Dossenaとブシュラ ジャラ―ル(Bouchra Jarrar)の3名。Schneierによるとこの件について「サカイ」の広報は「ブランド側からのコンタクトはない」と回答、他の2デザイナーからはコメントを得られなかったという。現時点で3名の候補者は憶測程度に過ぎないが、ファッションサイトの「racked」では、「阿部の起用は『the most outside-of-the-box』=最も既存に囚われない人選」としながらも「ナイキ(Nike)」とのコラボレーションやブランドのコレクションなどを踏まえ「ワンの手がけた『バレンシアガ』に最も近い路線」と考察している。