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「正直迷った時もあった」バトン、マクラーレン残留の経緯語る

2015年10月01日 19:20  AUTOSPORT web

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2015年ベルギーGP ジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)
1日、2016年マクラーレン残留が正式に発表されたジェンソン・バトンが、困難なシーズンの中で気持ちが揺れたこともあったが、CEOロン・デニスとの話し合いの中で来年戦おうという気持ちが固まったと語った。

 マクラーレン・ホンダはフェルナンド・アロンソとは3年契約を結んでいるものの、バトンとの来季契約はチームが決定権を持つオプションであり、リザーブドライバーのケビン・マグヌッセンが取って代わるのではないかとの推測が生まれていた。

 シンガポールGPで「後方ではF1を楽しめない」という趣旨の発言をしたことで、バトン引退は濃厚とも言われたが、すぐにデニスはその報道を否定、1日に正式にバトンの来季残留を発表した。

「この数カ月、いろいろなことを考えた。自分の将来について迷った時があったのも事実だ」とバトン。

「でも今年でマクラーレンでの6シーズン目を迎え、その間にロンのことをよく知るようになった。彼とはこの数週間、いい話し合いをし、その話し合いの中でロンの決意は非常に固く、この困難な時期を経て将来チームを素晴らしい成功へと導く態勢が整っているということをはっきり知った。それによって自信を得ることができ、彼と共にパートナーシップを継続するという決断を下した。すぐに自分が正しい決断を下したと感じたよ」

「確かに今年は楽な年ではない。でも状況を改善していくために何をすべきかは分かっている。ホンダとの協力体制の下、2016年を2015年よりずっといい年にするため、今後も懸命に努力を重ねていく。待ちきれないよ!」