転職情報サービスのdodaが、関東・関西・東海在住の22~59歳のホワイトカラー系正社員男女5000人にアンケートを実施したところ、「いま転職を考えている」と回答した人は39.1%を占めたという。このうち9.8%は実際に転職活動中だ。
調査は今年7月に実施。在籍期間別に見ると、転職を考えている人の割合が高いのは「6年以上9年未満」の中堅層で51.9%と過半数。次いで「3年以上6年未満」の若手・中堅層で、こちらも51.3%と半数を超えている。
経営企画の男性「現状の不満から解放される」
転職に対して「ポジティブな印象」を持っていると回答した人の割合は45.0%と半数に満たないが、「ネガティブな印象」を持っている人の27.0%を18ポイント上回った。
特に転職経験者ではポジティブな印象を持つ割合が高く、転職回数がゼロの人では31.8%にとどまるが、転職回数1回では52.1%、3回では57.3%にまで高まっている。
転職のメリットとして自由回答であがったものには「キャリアアップ」「スキルアップ」「待遇・条件の改善」といった上昇志向のものだけでなく、「心機一転」「環境一新」「人間関係のリセット」といった再スタート型の回答も目に付く。
新しく新鮮な世界へ飛び込める(医療機器メーカーの営業/男性)
新しい人生が始まる(秘書・受付/女性)
一からリセットして、やりなおせる(財務/女性)
現状の不満から解放される(経営企画・事業企画/男性)
過去のしがらみから解放され、のびのびと働ける(店長・販売スタッフ/男性)
デメリットとしては「新しい環境に慣れるまでは大変(臨床開発・治験/男性)」「それまで築いてきた信用や経験がリセットされる(セールスエンジニア・FAE/女性)」などといった回答があった。
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