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WRC王者のセバスチャン・ローブ、プジョーから2016年ダカールラリーへ参戦

2015年09月29日 19:50  AUTOSPORT web

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プジョーは2016年のダカールラリーに、ステファン・ペテランセルとカルロス・サインツ、シリル・デプレにセバスチャン・ローブを加えたドライバー陣で挑む。
9度の世界ラリー選手権(WRC)王者であるセバスチャン・ローブが、2016年のダカールラリーに参戦する。ステファン・ペテランセルやカルロス・サインツ、シリル・デプレと共にプジョー2008DKR16をドライブする。

 以前からローブは、いつかはダカールラリーへ参戦したいと語っており、7月にはモロッコでプジョー2008DKRのテストドライブしたことを明かしていた。

 ローブは来年1月のダカールラリーを前に、10月3日~9日に行われるモロッコラリーにWRCでもタッグを組んできたダニエル・エレナとともに参戦。クロスカントリーラリーデビューを果たす。

 ダカールラリー初挑戦に対し、ローブは「18歳で初めてラリーに参戦したことがモータースポーツと出会ったきっかけ。あれから、あらゆるジャンルのモータースポーツに興味を持ってきているけれど、ダカールラリーもそのうちのひとつだった」とコメントしている。

「ダカールに参戦して、砂漠を駆け抜けながらタイムを競うのは素晴らしい挑戦だと思っているよ」

「ダカールラリーは、僕が今戦っているレースとはまったく異なるものだ。2週間以上の長期に渡るラリーだから、ドライバーだけでなくマシンも労りながら戦う必要がある」

「まったく新しいアプローチで挑むことになる。1月の挑戦が待ち遠しいよ」

 モロッコラリーには、プジョーが先日発表したプジョー2008DKR16もサインツのドライブで実戦デビューを果たすが、ローブは15年型のプジョー2008DKRをドライブする予定となっている。

「6月にプジョー2008DKRをテストしたけれど、素晴らしいマシンだった。当然、あれから更に改良が施されていると思うよ」とローブ。

「ダカールラリーのために作られたマシンはとても衝撃的だった。WRCのマシンでは避けなければいけない障害も、簡単に乗り越えることができるんだからね」

「これまでは詳しく書かれたペースノートに従って走ることができたけれど、クロスカントリーラリーでは自分で道を探してルートを作っていく必要がある。それに、レースでディーゼルカーをドライブするのも初めてだ」

「学ぶべきことは多いけれど、貪欲に吸収していきたいと思っている」

 2016年のダカールラリーは、2016年1月3日から1月16日に開催される。