10月24日の北京ePrixで開幕するフォーミュラEの2015/16シーズン。この第2シーズンでは、シーズン中のドライバー変更について回数制限が設けられることとなった。
第1シーズンでは、e.ダムスやアプト、ベンチュリ、マヒンドラがシリーズを通してドライバー変更を行わなかった一方で、アンドレッティ・オートスポーツが8名のドライバーを起用。全10チームから合計で30名のドライバーがレースに参加していた。
しかし、第2シーズンではシーズン中のドライバー変更はマシン1台あたり2名までに制限されるほか、チャンピオンシップへの影響を考慮し、シリーズ終盤3戦は一切のドライバー変更が禁止されることとなった。
フォーミュラEは第2シーズンからドライバーに参加資格を設けることを発表しており、FIAがスーパーライセンス発行のために設けた“ライセンスポイントシステム”のうち、過去3年間に20点以上を獲得しているドライバーのみがレースに参加できる。
また、第2シーズンでは、ほぼすべての大会でコースレイアウトが変更されると英AUTOSPORT.comが報じている。
開幕戦の北京ePrixでは、2コーナーを立ち上がった先に設けられていたシケインが撤去され、第2戦プトラジャヤePrixではピット入り口のレイアウトが変更されるほか、第3戦プンタ・デル・エステePrixと第6戦ロングビーチePrixではひとつめのシケインがマシンの速度を落とすために、よりタイトなレイアウトにされる見込みだ。また、第9戦モスクワではコースの一部が再舗装される予定となっており、第8戦ベルリンではタイトなレイアウトだった最終セクターが大きく変更されるようだ。
一方で、第2戦ブエノスアイレスePrixと最終戦ロンドンePrxiについてはコースレイアウトなどの詳細が明らかにされておらず、第2シーズンでフォーミュラEを初開催するメキシコシティとフランスについても詳細が発表されていない。