公益財団法人日本デザイン振興会が主催する『グッドデザイン賞』の2015年度受賞結果が発表された。
『グッドデザイン賞』は、1957年に通商産業省によって創設された『グッドデザイン商品選定制度』を母体に設立。以来、約60年間にわたって暮らしや産業、社会を豊かにするデザインを顕彰している。
今年は3658件の審査対象から1337件が受賞。今後発表される各特別賞の候補となる『グッドデザイン・ベスト100』もあわせて発表された。また、これまでに10年間以上にわたって生産と販売が続けられ、ユーザーから支持を獲得している商品などに贈られる『グッドデザイン・ロングライフデザイン賞』は33件が受賞している。
『グッドデザイン・ベスト100』に選出されたのは、株式会社パイロットコーポレーションのペン「フリクション」、箱根登山鉄道株式会社、株式会社岡部憲明アーキテクチャーネットワーク、川崎重工業株式会社による旅客車「箱根登山電車3000形 アレグラ号」、PARTYによる成田国際空港第3ターミナル、株式会社NHKエデュケーショナルの教育番組『ミミクリーズ』、株式会社ライゾマティクスによるインタラクティブLEDバスケットコート『ナイキ ライズ“ハウス オブ マンバ”LEDコート』、モーションギャラリーによるクラウドファンディングサイト「MotionGallery」、株式会社ブレインのパン画像識別装置「ベーカリースキャン」など。
また『グッドデザイン・ロングライフデザイン賞』には、東亞合成株式会社のアロンアルファ、ぺんてる株式会社のぺんてるくれよん、ニベア花王株式会社のニベアクリーム、株式会社MUJI HOUSEの「無印良品の家『木の家』」などが選出されている。
なお、同賞受賞デザイン全点を紹介する展覧会『グッドデザインエキシビション2015(G展)』が、10月30日から東京・六本木の東京ミッドタウンで開催。大賞の発表は11月4日に行われる。