すぐに赤ちゃんができると思ったのに、なかなか妊娠しない。気が付いたら時間だけがたっていて、このまま子どもに恵まれないのではないかと不安に過ごしている…。そんな女性は少なくないはずです。
そうした女性たちの最後の駆け込み寺として知られる「Sekimura鍼灸院」の院長、関村順一さんのモットーは「不妊治療でお金と時間をムダにせずに赤ちゃんを授かること」。高額な不妊治療のお金をなるべくかけずに、早く赤ちゃんが欲しい…。そんな女性たちの声に応えるべく活動している関村さんのもとには、有名芸能人をはじめ多数の女性たちが集い、特に、一般的に妊娠しにくくなるといわれる35歳以上の層から絶大な信頼を寄せられています。
そんな関村さんの著書
『赤ちゃんがやってくる 子宝レッスン~卵子の質をよくして妊娠体質へ~』(かんき出版/刊)は、自分の体質を妊娠しやすく変えるための、簡単で効果的な取り組みが紹介され、妊娠を望む多くの女性たちに希望を与えてくれます。
■簡単ですぐに取り組めるケアばかりで、誰でも妊娠体質になれる! 2人目不妊にも効果的! 女性が年齢とともに妊娠しにくくなるのは、近年よく知られてきました。その大きな理由は、卵子の染色体異常が増えるからで、これを防ぐことができないこともわかっています。
一方、著書によると、染色体異常以外にも「卵子の質の低下」「自律神経の乱れ」などが大きな問題としてあり、これは今までの生活習慣で作り上げられた体質がもとになっているそう。生活習慣を変え、セルフケアをすることで1カ月~1年程度で、子宝に恵まれることは可能だそうです。
ここで紹介されるセルフケアと食事の療法は、長年の施療の経験の末に行きついた著者オリジナルのもので、毎日の生活に簡単に取り入れられるものばかり。
食事では、卵巣に栄養たっぷりの血液を運ぶため、血液中のナトリウム・カリウムのバランスが重視。肉、魚などに含まれるナトリウムが過剰な人は、それを排出するカリウムの多い野菜をとるなど、取り入れやすい食事の改善法が示されます。
また、セルフケアは、生殖器への血流をよくする「腹ペコ体操」や、自律神経を整えるための「鼻から冷気」など、今日からでもすぐにできるものばかり。
その他にも、月経周期に合わせたツボ押しやお灸の方法も載っていて、赤ちゃんを待ち遠しく思っている女性にはうれしい内容ばかり。
これらのケアによって体質改善することで、自然妊娠を目指す人はもちろん、体外受精などの不妊治療がうまくいかず、悩んでいる人にも効果があるそう。なぜなら、薬が正しい効果を表すようになり、不妊治療がスムーズになるのだとか。
また、1人目は苦労しなかったのに、なかなか2人目が授からずに悩んでいる人にも、食事療法やセルフケアは効果的だそう。上の子との過ごし方や、仕事の両立などの方法も本の中で教えてくれています。
不妊で悩んでいるけど、誰にも相談できず何が正しいケアなのかわからない…。そんな女性にとっては、本書は明るい光を灯してくれる重要な道しるべになりそうです。
(新刊JP編集部)