トップへ

『まる子』23年ぶり劇場版ED曲はウルフルズ、歌詞はさくらももこ

2015年09月28日 12:00  CINRA.NET

CINRA.NET

左から大原櫻子、まる子、ウルフルズ ©2015さくらプロダクション/フジテレビジョン 日本アニメーション 東宝 博報堂DYメディアパートナーズ 読売広告社 FNS27社
12月23日から公開される『映画ちびまる子ちゃん』のエンディングテーマと挿入歌が発表された。

さくらももこ原作によるテレビアニメ『ちびまる子ちゃん』の放送開始25周年を記念して制作された同作。約23年ぶりの劇場版となり、まる子の家にホームステイに来たイタリア人の少年・アンドレアとまる子の交流や、まる子が初めて大阪・京都旅行に行く様子などが描かれる。脚本はさくらももこが手掛けている。

エンディングテーマに起用されたのは、ウルフルズの新曲“おーい!!”。トータス松本が作曲、さくらももこが作詞を担当しており、ウルフルズが歌詞の提供を受けるのは同曲が初となる。

挿入歌は大原櫻子が歌う“キミを忘れないよ”。亀田誠治が作曲、さくらももこが作詞を手掛けたラブバラードになっているという。またオープニング曲が“おどるポンポコリン”のスペシャルバージョンになることも判明。亀田誠治がアレンジを手掛け、ボーカルを大原、コーラスをトータス松本が担当している。

なおウルフルズおよび大原の起用は、さくらももこのオファーによるものだという。さくらはウルフルズについて「今回の映画のエンディングには、男子の元気いっぱいで純粋な切なさのある曲というのがイメージでした。これはもう、ウルフルズしかあり得ないと思い、お願いしました。出き上がってきた歌のピッタリだったこと!!これぞ求めていた曲、これぞウルフルズ、そう思って大感激しました」とコメント。

大原については「櫻子ちゃんはちょっとまる子に似ているなぁと思っていたので、まる子の映画の挿入歌を歌っていただけて本当にうれしかったです。この歌は、淡い恋の思い出を呼び起こすような切なくノスタルジックな曲ですが、作曲の亀田さんがイメージをとてもわかって下さり、何度聴いても涙が出てしまうような素晴らしい作品になりました」と語っている。

■ウルフルズのコメント
観たことがない人がいないくらいの国民的アニメなので、エンディングテーマを担当させていただき、光栄です。いつもは自分たちで歌詞を作って歌っているので、(さくら先生に歌詞を書いていただくことは)最初はどうなるのかと思いましたが、いただいた歌詞を何度も何度も読んで、自分の中に入れ込んでいく作業はとても面白く、楽しかったです。さくら先生の歌詞から、元気の出る楽しい曲にしたいという想いが伝わってきたので、その想いに引っ張ってもらって曲が完成しました。映画の台本も読みましたが、楽しく、キュンとする良いお話でした。「ちびまる子ちゃん」はいつも感情移入せずにはいられない、自分の甘酸っぱい過去を思い出すようなストーリーなので、映画の完成もとても楽しみです。

■大原櫻子のコメント
さくら先生からお話をいただいて、すごくびっくりしました。小さい頃からずっと観ていた、日本を代表するアニメの挿入歌を歌わせていただけることは本当に光栄です。私がまるちゃんと同じ小学三年生の頃は、よく喋る子どもだったので、父親から“うるさくらこ”と呼ばれていました(笑)。小学生の頃もずっとまるちゃんと同じボブヘアーだったので、まるちゃんには勝手に親近感を抱いていました。今回の挿入歌「キミを忘れないよ」は、初のラブバラードで、少し切なく、寂しさも感じる胸キュンな歌になっています。ピュアでちびまる子ちゃんらしい、私自身も初恋を思い出すような、誰もが共感できる歌詞です。私も完成した映画を見るのが楽しみで、みなさんと一緒に映画を楽しめたら、と思っています。『映画ちびまる子ちゃん』楽しみにしていてください!