ロータスのロマン・グロージャンは、来季F1に新規参戦するハースF1チームと契約を結んだと英AUTOSPORT.comが報じている。これにより、グロージャンは今季限りで4年間在籍したロータスを離れることになる。
ハースは来週火曜日にノースカロライナ州カナポリスにある本部で、チームオーナーのジーン・ハースとチームプリンシパルのギュンター・シュタイナーが出席するプレスカンファレンスを実施する予定となっており、この場でドライバー発表も行われるとみられている。
ハースF1チームは、現時点でメルセデス製パワーユニット(PU)の次に高いパフォーマンスを発揮しているフェラーリ製PUを使用し、充実したリソースや施設を保有していることから、グロージャンは新規参入のチームでも高い競争力を発揮できると判断。移籍を決断したようだ。
また、グロージャンはハースF1チームに加入することで、将来のフェラーリシート獲得に向けて前進したとも言える。
ハースF1チームとテクニカルパートナーシップを結んでいるフェラーリは、グロージャンの走行データなどを取得し、2017年以降の契約をもたないキミ・ライコネンとの比較を行うことが可能だとみられている。
グロージャンのパートナーを務めるドライバーについても、フェラーリとのテクニカルパートナーシップの関係から、同チームのリザーブドライバー、エステバン・グティエレスが筆頭候補とされているほか、マクラーレンのリザーブドライバー、ケビン・マグヌッセンも候補にあげられている。