2015年F1第14戦日本グランプリの金曜フリー走行2回目は、レッドブル・レーシングのダニール・クビアトがトップタイムをマークした。マクラーレン・ホンダは12番手と17番手で初日を終えている。
フルウエットのFP1から2時間半のインターバルがあった午後の走行も、序盤に一旦は雨が止んでタイムは上昇傾向をみせたが、中盤以降は再び強まった雨足の影響で各チームともプログラムの大幅な変更を余儀なくされた。
前半は各車とも浅溝のインターミディエイトタイヤで走行。レッドブルのクビアトが計測ラップ1周目から午前中のトップタイムを上回ると、開始15分過ぎにはメルセデスのニコ・ロズベルグが早くも1分48秒前半に入れてトップに浮上。チームメイトのルイス・ハミルトンも2番手で続いた。
最初の30分が終わり上位はメルセデス、レッドブルのトップ4に続きフェラーリ勢が5番手と6番手に。さらにFP1トップのカルロス・サインツJr.、ザウバーのフェリペ・ナッセと続き、20台中16台がタイムを記録することとなった。
しかし、セッションが後半に移ると、通常なら決勝を見据えてロングランに取り組む各ドライバーが軒並み走行を中止。再び降り始めた雨によってコンディションが午前中より悪化すると、フェラーリ勢が唯一、15周以上を重ねるも、メルセデス2台はピットレーンを使ってのスタート練習に切り替えるなど、多くのチームが走行中止やプログラムの変更を余儀なくされた。
一方、FP1終了後からエンジンの交換作業を行っていたマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、残り15分過ぎにようやくコースに入ると、雨量の増した難しいコンディションにも、後れを取り戻そうと6周の連続走行を遂行。タイムこそ、ヘビーウエットの路面に影響を受けたものの、雨の中を最後まで見守った日本のファンに果敢な走りを披露した。
最終的にFP2のトップにつけたのは、中盤に雨足が強まる前に計測ラップをまとめたクビアトのものとなり、2番手と3番手にウエットタイヤのニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンが続いた。
9周を走ったジェンソン・バトンは12番手。フェルナンド・アロンソは10周の走行で17番手となっている。