ルイス・ハミルトンは、メルセデスはシンガポールGPで低迷した理由を分析し、原因を理解したと語った。
マリーナベイ・ストリートサーキットでメルセデスはいつものような圧倒的な速さを示せなかった。ハミルトンとニコ・ロズベルグはグリッド3列目からスタート、ロズベルグは4位でフィニッシュ、ハミルトンはエンジンに問題が発生し今季初のリタイアとなった。
週末の間、チームは原因は不明だと述べていたが、その後分析を行い、今は理由を理解しているとハミルトンは述べた。
「彼ら(エンジニアたち)はたくさんの解決法を見つけ出した。ああなった理由は山ほどあった」とハミルトンは日本GPの木曜に語った。
「チームの大半のスタッフが、理由のひとつは連鎖反応によるものだと考えている。理由は理解したとチームは確信しているけれど、今後も答えを探していく」
メルセデスはシンガポールでスーパーソフトタイヤのスイートスポットを見つけることができなかったものと考えられている。ハミルトンは、セットアップの方向性が間違っており、それがマシンとタイヤに影響を及ぼしたと語っている。
ハミルトンは日本GPでは通常の状態に戻ると予想しているが、今後もまた不調に陥る可能性はあり、常に対処していかなければならないと述べた。
「あれはたまたま起きたことだ、などと安心するつもりはない。ああいう事態は今後も起こるだろう。今年中か来年か再来年か、それは分からないけどね」とハミルトン。
「でもそこから必ず持ち直し、同じ問題は二度と起こらないようにすることはできるはずだ」
「シンガポールで起きた問題に関しては、あれはシンガポール特有のものだった。今後は通常の状態に戻るはずだ」