マクラーレンは日本GPのプラクティスで、ギヤボックスの問題への対策手段をテストする予定だ。シンガポールGPではギヤボックスのオーバーヒートによりフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンが揃ってリタイアする結果になり、チームは問題の再発を防ごうとしている。
「先週のシンガポールではギヤボックスのオーバーヒートでリタイアした」とアロンソは木曜に語った。
「検証し、いくつかの解決法にたどり着いた。明日のプラクティスでそれをテストする」
マクラーレン・ホンダにとってシンガポールはベルギーやイタリアとは異なりポイント獲得が期待できるグランプリだったが、そこをトラブルによりノーポイントで終えることになってしまった。チームは13戦を終えた段階でいまだ17点しか獲得しておらず、コンストラクターズ選手権では9位に沈んでいる。
アロンソはこういった状況は批判されても仕方がないと述べる一方で、チームは前進するために最善を尽くしていると主張した。
「僕らは批判されて当然だ。それは理解できる。でもチームの人間としては、やれることをやっていくしかない」
「メンバー全員が自分の能力を100パーセント駆使している。ただまだ学ぶ必要があるのだ」
「どこに問題があって、どこに問題がないなどと指摘すべき時じゃない。時にはパワーユニットに問題があるかもしれないし、時にはドライバーに問題があるかもしれない。僕らはひとつのチームだ。団結して最善の結果を出さなければならない」
「たくさんのエリアを改善しなければならない。パフォーマンスと信頼性だけでなく、手順、スタート、ピットストップもだ。シンガポールではジェンソンのピットストップにとても時間がかかった」
「つまり取り組むべき問題はたくさんあるということだ。僕らは世界選手権を争っているわけではない。今はパフォーマンスに関するたくさんの問題を解決するべき時なんだ」