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履歴書の証明写真に貼れる「隠れ御守」が発売決定! 両面シールに「祈願成就」と印刷

2015年09月24日 18:30  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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札幌市のAXiS情報設計室が、両面シールと縁結びの御守が一体化した「隠れ御守」 を考案。制作・販売に向けてクラウドファンディングで支援を求めている。すでに目標金額の250万円を突破し、商品化が決定した。

「縁結〈隠れ〉御守」の名称は、版画家の棟方志功が故郷の神社のお札をカンバスの裏に封じ込めて初入選を果たしたエピソードを踏まえたもの。就活用の履歴書や受験用の願書に証明写真を貼る際に、表から見えないようにこっそり使うことができる。

人生の岐路に立った「苦労人」の2人が企画

クラウドファンディングのREADYFOR?の募集ページによると、カメラマンの田中剛さんとデザイナーの小川正晴さんは、長年続けていたそれぞれのキャリアを捨てて新しい職に就くなど「人生の岐路」に突き当たっていた。

そんなとき、田中さんが「証明写真を履歴書に貼る際に使う、両面シールが〈縁結御守〉になっているアイデア」を発案。これが、マンションの管理人などに応募する履歴書を何十枚も書き続けていた小川さんのデザイン魂に再び火をつけた。

しかし札幌には両面シールに印刷できる会社がなく、難度の高い工程を幾度も繰り返さなければならないため、製作費用が必要になることが判明。そこでインターネットで広く支援者を募集することになった。

支援者が受け取ることができるのは、履歴書・願書用の「縁結隠れ御守」シートのほか、恋愛・絆用「縁結隠れ御守」シート、小川さん作成のデジタル版画作品、田中さんのオリジナルプリント写真があり、金額ごとに異なる。募集ページには苦労人らしく、

「私たちが身を持って経験した現実の厳しさ。その中で、明日の自分を信じて前を向く人たちの力に、この小さな御守りはなれるのだろうか?」
「長年のキャリアを捨てた、不器用なカメラマンとグラフィックデザイナーのどこにも無い最後の作品を、受験生・就活者・再就活者へ届けたい!!」

といったメッセージを掲げている。

推定樹齢900年のご神木の前で祈願し発送

御守のデザインには、快気祝い・結婚祝い等の水引きを結ぶのにも用いられる日本古来の「本結び」を採用。宗教色はない。すべての御守は北海道・美瑛町にある推定樹齢900年の御神木「森の神様」の前で祈願してから発送するとのことだ。

同社が中学・高校・大学生各250人にアンケートを行ったところ、「証明写真を両面テープで貼っている」と答えた人が80%。履歴書・願書用の縁結び隠れ御守を使いたいと答えた人は90%にのぼったという。回答者からは、

「就活時にこの御守を履歴書に貼るだけで安心できる」
「面接官がこの御守の貼ってある履歴書を見て質問すると思うので、一人じゃないって感じで、安心して答えられる」

という声があがったほか、「まだ売ってないの?」とガッカリする人も多かったとのこと。同社では就職活動や受験で不安を抱える学生のほか、少しでも子どもの力になりたいと願う親たちにも届けたいという。

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