My Little Loverのニューアルバム『re:evergreen』が、11月25日にリリースされる。
1995年のデビューから20周年を迎えることを記念してリリースされる同作。構想に3年を費やし、小林武史の全面プロデュースによって全て生演奏でレコーディングされた約6年ぶりのオリジナルアルバム『re:evergreen』と、1995年に発表された1stアルバム『evergreen』を現代の解釈で再構築した『evergreen+』をコンパイルした2枚組アルバムとなる。
小林は各作品ついて「“+”に関しては、20年前の演奏を振り返りつつ、再びセッションする、じゃないけど、そうしてベストを尽くすことで20年の時をリンクさせることが出来たと思っています。そして新作の“re”は、まさにこの言葉の通り“返信”。音楽への愛情を持って新たにアルバムを作るという作業を通じての“返信”ですね」とコメント。
akko(My Little Lover)は「『evergreen+』に関しては、スタジオで新たな息吹を加えている作業を見ているうちに、今の自分が歌ったらどうなるだろう?という興味がわいたので、試しに小林さんに相談してみましたが、あっさり却下されました(笑)。ただ小林さんから新作の構想を聞かされ、“むしろ当時のままのほうがいいんだ”と納得しました。新曲たちの制作に関しては、『evergreen』自体が肯定的なアルバムだったので、“あまり変化球的な要素は要らないのでは?”など、色々と相談しつつ、詰めていきました」と語っている。
なおMy Little Loverにとって2011年の『ひこうき雲』以来となるシングル『ターミナル』が、10月28日に配信リリースされる。タイトル曲は、11月7日から公開される佐藤浩市の主演映画『起終点駅 ターミナル』の主題歌として小林が書き下ろした楽曲だ。My Little Loverが映画主題歌を担当するのは、『起終点駅 ターミナル』と同じく篠原哲雄がメガホンを取った『深呼吸の必要』以来、約11年ぶりとなる。
■akko(My Little Lover)のコメント
私は20年かけて学んだ多くの想いを、20年目に出会ったこのアルバム「re:evergreen」に託しました。
人は諦めない限り、ずっと成長し続ける。そして私はずっとそう在りたいと強く願います。
そんな私の想いがいつか、心の中の永遠の緑を映し出して、少しでも多くの人に届きますように。
■小林武史のコメント
僕にとって特別なアルバム「evergreen」と20年ぶりに向き合うことで、音楽人として、ポップミュージックの深い素晴らしさに触れたように思います。
結果として、マイラバの王道とも言えるアルバムが出来上がったと思います。
自分にとっての究極のポップアルバムを作りたかったのですが、結果このアルバム「re:evergreen」ではたせたような気がします。