2016年2月6日から全国で公開される宮藤官九郎監督・脚本の映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』から追加キャストが発表された。
今回出演が明らかになったのは、地獄に落ちた高校生・大助が想いを寄せるヒロイン・ひろ美の20年後を演じる宮沢りえ、地獄のガールズバンドのドラマー役を演じるシシド・カフカ、ベーシスト役の清、大助の母親役の坂井真紀。さらに役どころは不明だが、荒川良々が出演していることもわかった。
同作で宮藤作品に初参加する宮沢は、「宮藤さんはお仕事を一緒にしたいなぁと思う人の1人でしたので、オファーを受けて即答しました」とコメント。宮藤は宮沢について「現場では、テストの時点でほぼ言う事がなく、スタッフの手前、なんか言った気もしますが、その度に芝居が変化し、その柔軟さに唸らされました」と語っている。
『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』は、不慮の事故に遭って地獄に落ちた大助が、地獄農業高校の軽音楽部顧問でロックバンド「地獄図」を率いる赤鬼・キラーKの特訓を受け、クラスメイトのひろ美に会いたい一心で現世への生還を目指す様を描いた作品。キラーK役を長瀬智也、大助役を神木隆之介、現世に生きるキラーKの恋人・なおみ役を尾野真千子、高校生のひろ美役を森川葵が演じるほか、桐谷健太、清野菜名、古舘寛治、皆川猿時、古田新太らがキャストに名を連ねている。
■宮沢りえのコメント
宮藤さんはお仕事を一緒にしたいなぁと思う人の1人でしたので、オファーを受けて即答しました。脚本を読んで、多少戸惑いはありましたが、振り切れた世界に、絶望と希望が塗れていて、参加できて、心から嬉しいです。。。今回はヒロイン的なポジションですが、またのチャンスかあれば、振り切り枠に、呼んでいただきたいな。。。と思ってます。訳あって動物に扮した神木さんとの共演もかなり、忘れられないシーンになりました。お楽しみに。
■宮藤官九郎監督のコメント
ひろみ役は「たたずまいが印象的な大人の女性」が良いと思い、ダメもとで宮沢さんにお願いしましたところ、演って頂けるということで、とりあえずビックリしました。現場では、テストの時点でほぼ言う事がなく、スタッフの手前、なんか言った気もしますが、その度に芝居が変化し、その柔軟さに唸らされました。短いシークエンスですが、しっかり締めて頂きました。「本当は地獄に出たかった」と言って頂きましたので、次はわちゃわちゃの方でお願いしたいです。