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マクラーレン・ホンダ「日本のファンのため速さの向上を示したい」

2015年09月24日 07:40  AUTOSPORT web

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ジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)
マクラーレン・ホンダのレーシングディレクター、エリック・ブーリエとホンダF1プロジェクト新井康久総責任者は、今週末の日本GPはチームにとって厳しいレースになると予想されるが、ファンのために全力を尽くすと誓った。

 今年マクラーレン・ホンダは新エンジン規則の下での初のシーズンを迎えたが、パフォーマンスと信頼性の改善に苦労しており、第13戦終了時点で2台合わせて入賞は4回、コンストラクターズ選手権9位と低迷している。

 シンガポールでは結果はダブルリタイアだったものの、ペースは比較的よく、期待を感じさせた。しかし鈴鹿サーキットではコース特性の関係で苦労することになると、ドライバーをはじめとしたマクラーレン・ホンダのメンバーたちは認めている。

 それでもホンダのホームグランプリに集まるファンのため、速さの改善を示したいと、ブーリエは述べた。

「すべてのF1ファンが鈴鹿は特別な場所であると考えている。これまでに歴史に残るレースが何度も開催され、長年語り草になるような素晴らしいレースやコース上のバトルが繰り広げられてきた」

「マクラーレンにとってはとりわけ特別なレースだ。ホンダのホームグランプリであるため、今年は例年以上にここに戻って来ることに感慨を覚える」

「シンガポールは期待はずれの結果に終わった。鈴鹿で戦うチャンスを得るには、なにより信頼性の確保に集中する必要がある」

「マリーナベイはカレンダー中最も低速の部類に入るコースだったが、鈴鹿は最も高速なコースのひとつであり、しっかり準備を整えることが重要だ」

「ドライバーとマシンが下り坂のグリッドにどう対処するのかが見ものだ。スタンドを世界で最も熱狂的なファンが埋め尽くすなか、8の字レイアウトで常に素晴らしい戦いが繰り広げられる。マクラーレン・ホンダのメンバー全員がペースの改善を示し続けるために努力している。ファン、パートナー、ゲストのためにいいショーを披露したい」


 新井総責任者も、難しい戦いを強いられると予想しながらも、ファンのためにいいレースをすべくベストを尽くすと語った。

「ホームに戻り、ファンの前でレースをする時を迎え、とても嬉しく思っています。ファンはF1とホンダに忠実で非常に情熱的です。我々マクラーレン・ホンダは、今週末、ベストを尽くします」

「とはいえ、鈴鹿はテクニカルで、どのマシン、どのドライバーにとっても難しいサーキットです。現実的に見て、今週末のレースは我々にとって大きなチャレンジになると考えなければなりません」

「エンジニアたちはこのチャレンジに立ち向かうため、準備を進めています。いいレースにしたいと思っています」