トップへ

魚介を使った肴がおいしいレトロ酒場3選

2015年09月24日 00:02  オズモール

オズモール

写真
根津や浅草など、江戸情緒あふれる街を歩いた後には、その気分にさらに浸れるレトロな雰囲気の酒場がおすすめ。特に、旬の魚介を使った肴がいただける3軒を、編集部でセレクト。昔ながらの美味を楽しんで。

写真)手前から時計回りに「刺身盛り合わせ(3種)」(850円)、〆加減が絶妙な「鯖の一本寿司」(1000円)、名物の「大玉子焼き」(650円)

◆心と下に響く、日本の原点の味がいただける「車屋」(根津)


根津の小道の一角にある「車屋(くるまや)」は、おばあちゃん女将が2代続いた人情酒場を、銀座で修業した3代目が引き継いで切り盛りしている店。築地と千住の市場をめぐり、今まさに旬の魚介をうまい酒肴にこしらえる。

素材そのものを活かした飾り気のない居酒屋料理は盛りもよく、現代人が忘れていたものを思い出す和食の原点ともいえる味。四季折々の口福にほおがゆるみっぱなし。

◆江戸っ子に愛される大皿レトロ酒場「酒の店 笹新」(人形町)


甘酒横町にある「酒の店 笹新(ささしん)」。ご近所では「大皿の店」と呼ばれている昭和45年創業居酒屋だ。人形町で100年続く「佐々木酒店」が母体で、老舗だから手に入る稀少な日本酒が常連に人気。

酒のアテは、煮魚や煮物などカウンターにずらりと並ぶ大皿料理から好みの品をチョイス。昔ながらの丁寧で上品な和の味わいに、箸を勧めるほど幸せな気分に満たされる。

写真)手前から時計回りに、「自家製さつま揚げ」(525円)、マグロとネギをコトコト煮込んだ一番人気の「ねぎま」(840円)


◆こまやかな人情と江戸の面影が残る「山之宿」(浅草)


蛇の目傘を模した網代天井に囲炉裏端の掘りごたつをはじめ、店内を趣味人の先代が手がけた「山之宿(やまのしゅく)」は、東京にいることを忘れるノスタルジックな空間。

8代続く鳶職人の店主親子が腕を振るう料理は、魚のおろし煮やいかわたなど、思わず酒に届くものばかり。自然体で過ごせるアットホームさと気取らない手作りの肴、古きよき東京を偲ばせる稀有な時間を楽しんで。

写真)エビの甘みがじゅわっとほとばしる「海老しんじょう」に、「いかわた」、「オイルそば」の名物が味わえる「三品ミニコース」(1800円)。7種ある「釜飯」は700円~