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フィフィ、安保阻止する野党女性議員の”セクハラ戦術“を一刀両断

2015年09月21日 16:40  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

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【好評連載・フィフィの言いたい放題】19日未明、参議院本会議の採決にて可決され成立した“安全保障関連法案”。これをめぐり、連日、さまざまな方法での与野党の攻防が繰り広げられた。16日には、社民党の福島瑞穂前党首、辻元清美両衆院議員、民主党の小宮山泰子議員らをはじめとする、野党の女性議員たちが理事会室の前に集結。彼女たちに触れなければ理事会室に入退室できないよう「女の壁」を作り出し、与党の男性議員が入室しようものなら、セクハラだと騒ぎ立てるといった一幕までもが見受けられた。一部の女性国会議員たちがとった、こうした過激な方法は、世の多くの女性たちにとっても迷惑な話だと言うフィフィ。 電車で痴漢と間違われたとき等に利用する“冤罪保険”が販売されるという話を一週間ほど前に聞いて、需要がそんなにあるのかと驚いていましたが、今回の一連の騒動を見ていると、いまだに女性を盾にしている人が実際にいるのだなと、冤罪保険の必要性を図らずも感じてしまいましたね。 国会の場で、女性を盾にするという行動。実はお隣の韓国でも同様のことが過去に起きています。あちらの国会でも男性が女性の野党議員を引っ張り出そうとしたところ、「どこを触ってるの?」と発言をしたのだそう。でも結局、彼女はそれをきっかけに議員職を剥奪されてしまいました。 韓国ではもともとデモが盛んなため、揉めたときには女性をわざと前に出して、触られたと騒ぎ立てるといった手口がよく使われるそうです。だからデモが行われる場には、女性警官を多く配置するらしいですよ。 性差においての配慮は必要。だけど、それ以上の優遇はおかしい さて、日本では“女性”という立場を利用しやすい風潮がありますよね。痴漢ひとつとっても、女性側が被害を訴えたならば、その声の方を聞きがちになるでしょ。男性側が被害者である可能性もあるのに、そちらの声はなかなか聞き入れてもらえない状況がある。これまでにおける裁判でのジャッジを見ていても、女性有利・男性不利な傾向があるよね。それゆえに、冤罪保険といったものが販売されるようになるわけです。 たしかに、性差という面で、女性が男性に比べて弱いのは事実。そのため産休など、性差における部分での配慮は必要だと思う。だけど、それ以上の過剰なまでの優遇はおかしい。過剰な優遇をする社会が前提になってしまうと、それに甘んじて、女性の弱さをアピールする人も出てきてしまいます。 女性自らが、女性贔屓な社会を直していかなくてはならない 今回の一部の国会議員たちがとった行動は、こうした“女性”という立場を利用する女性がいまだに存在することを世間に知らしめることになりましたよね。これは、男性と同等にキャリアを積み重ねていこうと努力をしている女性たちにとって、まったくもって迷惑な話ですよ。 性差は配慮しつつも、社会のなかで男性同様に扱ってくださいと一生懸命働きかけている最中に、今回のような行動を国会議員がとってしまうことで、これまでの努力が台無しになってしまうわけです。結局都合が悪くなると、「女性だから」だの「セクハラ」だの言い出すのだろうと受け取られてしまう。 結局、社会的な女性の扱いや立ち位置について言えば、日本は途上国なんですよね。だからこそ、本来は女性自ら「“女性”という立場を利用した女性もいるから気をつけてください」と、きちんと発信していく必要があるんじゃないでしょうか。 《構成・文/岸沙織》