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My Little Lover、20周年記念作&新曲リリース決定 「20年かけて学んだ想いをアルバムに託した」

2015年09月18日 19:01  リアルサウンド

リアルサウンド

My Little Lover

 My Little Loverが、10月28日に「ターミナル」をデジタルシングルとしてリリースすると発表した。


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 同作は、My Little Loverの20周年プロジェクトのリードシングルとして、第28回 東京国際映画祭クロージング作品『起終点駅 ターミナル』の主題歌に決定している。小林武史が書き下ろした今回の新曲は、主人公・鷲田完治(佐藤浩市)の前から、何も語ることなく、人生の一歩を踏み出していく椎名敦子(本田翼)が、その胸に秘めた想いを歌い上げているという。


 同作について、My Little Loverのakkoは、「絶望的なことが起こるのに、心の中の小さな灯火がずっと温かい。重苦しいのに、なぜか瑞々しさのようなものを感じる。それはそれぞれの終わりと始まりが、これからもずっと続いていく予感がしたからかもしれません」と語ったあと、続けて「私はこの世界に凛とした姿で寄り添いたい、そんな想いで主題歌を歌いました。この映画にとって、よき脇役となれますように」とコメントしている。


 さらにMy Little Loverは、11月25日にデビューアルバム『evergreen』をリプロデュースした『evergreen⁺』と、小林武史トータルプロデュースによるニューアルバム『re:evergreen』をカップリングした2枚組アルバム『re:evergreen』をリリースすると発表した。


 同作は、構想に3年をかけ、一流ミュージシャンの完全生演奏で作られた約6年振りのニューアルバム『re:evergreen』とデビューアルバム『evergreen』を20年を経て現代の解釈でリプロデュースした『evergreen⁺』とを対峙させた作品。akkoは同作について「私は20年かけて学んだ多くの想いを、20年目に出会ったこのアルバム『re:evergreen』に託しました。人は諦めない限り、ずっと成長し続ける。そして私はずっとそう在りたいと強く願います。そんな私の想いがいつか、心の中の永遠の緑を映し出して、少しでも多くの人に届きますように」と語り、プロデューサーの小林武史は「僕にとって特別なアルバム『evergreen』と20年ぶりに向き合うことで、音楽人として、ポップミュージックの深い素晴らしさに触れたように思います。結果として、マイラバの王道とも言えるアルバムが出来上がったと思います。自分にとっての究極のポップアルバムを作りたかったのですが、結果このアルバム『re:evergreen』で果たせたような気がします」と述べている。


 また、20周年プロジェクトの特設ホームページでは、小貫信昭のアルバムライナーノーツが公開されている。(リアルサウンド編集部)