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展示会ベースのブランドがなぜショーを?ディウカが東京ファッションウィーク初参加へ

2015年09月17日 18:42  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

2016年春夏コレクション Image by: divka
「ディウカ(divka)」が、「Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO2016 S/S」で初めてファッションショーを開催する。これまで合同展も合わせ1シーズン複数回の展示会に傾注してきたブランドだが、一転して10月に初めて渋谷ヒカリエホールAでショーを開催することを決めた。その意図とは?

「ディウカ(divka)」がショー開催への画像を拡大

 ディウカは、デザイナー田中崇順とパタンナー松本志行が2011年に立ち上げたウィメンズブランドで、展示会や地方店舗への営業など地道な活動を続け毎年200%成長を達成している。2014年にはショー開催は考えていないとインタビューで答えていたが、今年に入りショーでのコレクション発表に意欲を持ち始めたようだ。田中崇順は「クライアントの方から毎シーズン代わり映えがしないという意見を頂き、服の見せ方を再考する必要性に迫られました」と語っており、ディウカが得意とするドレープやカッティングといったテクニックは人が着ることで伝わりやすいため、ショーを通じてブランドの理解を深めることを期待する。
 海外展開の強化も理由の1つで「露出を増やすことでアジア展開を加速させたいと思っています」とコメント。展示会はこれまで通りで、2016年春夏コレクションではパリや上海など5回以上の出展が決まっている。ショーについて田中崇順は「シンプルに服を見せるショーにしようと思っています。モードというジャンルで美を追求してきたので、来場者の方にはそれを感じてもらえれば」とコメントしている。