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銀座ニューメルサが"若返り" 雑貨主力に施設を一新

2015年09月16日 14:52  Fashionsnap.com

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外観 (屋上看板は以前の「ニューメルサ」から「LAOX」に) Image by: Fashionsnap.com
今年1月まで営業していた銀座5丁目の「ニューメルサ」が、「イグジットメルサ(EXITMELSA)」に全面改装して9月18日にオープンする。全39店舗中の約7割が新規テナントで、クリエイティブな30代の女性を取り込むことを狙い、スペイン発の「ムイムーチョ(muy mucho)」など雑貨店を多く導入。2フロアにラオックス(LAOX)を展開するなど、インバンド対策も強化することで、年間来館者数は220万人、売上は80億円を目指す。

銀座の商業施設「EXITMELSA」館内レポの画像を拡大

 「ニューメルサ」は丸の内で働くOL層をターゲットに1977年12月に開業し、ピーク時の1988年には96億円を売り上げていたが、顧客の加齢と共に業績が低迷し直近では30億円まで減少。建物を所有する中村積善会からの委託で同施設を運営するメルサでは、これまでにも大幅なリニューアルの機会を狙ってきたが、今回の耐震改修工事を機に全面改装に至ったという。
 新施設名の「イグジットメルサ」には"以前までのメルサから脱却する"という考えが含まれており、30代女性の幅広い属性に対応できるよう、テナントにはインポートエプロンの専門店「アモリコ(amorico)」やベビーライフセレクトストア「パンアンドモア(pam&more)」、銀座初出店の「トッコ・クローゼット(tocco closet)」等を誘致。周辺には2016年秋にオフィスも増えることから1階に「メーカーズシャツ鎌倉」や、急増するインバンド需要の取り込みを狙いラオックスのファッションブランド「オリガミ(ORIGAMI)」初の独立型店舗を4階に展開する。レストランが並ぶ7・8階には藤江和子アトリエが手がけたオブジェベンチを設置し、外装には夜間ライトアップを施すなど、施設全体の「若返り」を図っている。
■テナント一覧(物販27店舗、 飲食11店舗、 サービス1店舗)<地下1階 FOR LIFESTYLE & EATING>RACINES Meatball&Local Table/Peko-Peko-Bento.Com/RACINES MARKET/amorico/CLASKA Gallery & Shop "DO"/九州パンケーキ Kitchen/EXITMARCHÉ<1階 FOR FASHION & CAFE>ノイバンシュタイン/The FLEXX/メーカーズシャツ鎌倉/リンクス オブ ロンドン/銀座文明堂/BUNMEIDO CAFE GINZA/ヒロコ ハヤシ<2階 FOR LIFESTYLE>muy mucho<3階 FOR LADIES' FASHION>NorieM sensounico/tocco closet/バークレー/kissora/銀座 鈴の木/pam&more<4階 FOR LADIES' FASHION>銀座マギー/EIKO-KONDO/銀座 SGC/さくら・ギンザ/久慈琥珀 Amberlogue/オーラボー/ORIGAMI/ローラ アシュレイ<5~6階 FOR TAX FREE>ラオックス<7階 FOR EATING>渋谷ロゴスキー/フォルム画廊/ガンボアンドオイスターバー/銀座古川/Wee Nam Kee Hainanese Chicken Rice<8階 FOR EATING>銀座 鮨と豆富料理 あい田 Sushi Aida/三陸 大船渡 まるしち/Restaurant Air/千歳 細澤牧場/創材料理・銀座 KUSHIMA
■「イグジットメルサ」施設概要開業日:2015年9月18日(金)所在地:東京都中央区銀座五丁目7番10号店舗面積:4,908.02 m2階数:地下1階~地上8階店舗数:39店舗