カオス*ラウンジによる展覧会『カオス*ラウンジ新芸術祭2015 市街劇「怒りの日」』が、9月19日から福島・いわきのもりたか屋、平廿三夜尊御札受所、菩提院で開催される。
震災後にいわきで1年間におよぶ継続的なリサーチを行い、同地で様々な「偶然の出会い」を経験したというカオス*ラウンジ。同展はいわき市内の3会場をツアー形式で巡る展覧会となり、互いに関係性のないように見える街の中の様々なモチーフが、アーティストの作品を通して「市街劇」という形で提示される。市街劇とは、劇団「天井桟敷」を率いた寺山修司が1970年代に展開した街全体を劇場とする演劇の方法だ。
参加作家は、荒木佑介、荒渡巌、井田大介、今井新、梅沢和木、梅田裕、乙うたろう、たかくらかずき、冨樫達彦、パルコ木下、蕗野幸樹、藤城嘘、村井祐希、柳本悠花、山内祥太、山本卓卓(範宙遊泳)、hatraの17人。会期中は、陸奥賢と岸井大輔、カオス*ラウンジ代表の黒瀬陽平によるトークや、黒瀬といわき総合図書館長・夏井芳徳の対談などが開催される。なお同展は、土日、祝日のみのオープンとなる。