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土屋太鳳、『まれ』撮影を終えて朝ドラ現場は「大切な場所」

2015年09月16日 10:40  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

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「まだ実感はないんですけど、本当にジワジワくるんですよ。ふとした瞬間に『まれ』の現場でみなさんと会わないんだと思うと、不思議な不安感に襲われたり」 4月から朝ドラ『まれ』でヒロインを演じた土屋太鳳。撮影もクランクアップし放送も残りわずかとなった今、“希ちゃん”として過ごした時間を振り返ってもらいました。 「何か、パズルのピースのひとつがどこかにいってしまったというような気持ちですね。でも、これから出会ういろいろな作品で、そのピースを埋めていきたいです。それが『まれ』のスタッフさんやキャストさんたちに対する恩返しになると思うので」 アップしてからの気持ちを尋ねると、こう答えた。約10か月の撮影を終えて、生活は何か変わった? 「終わってからもお休みがあまりないので、ただ通う場所が変わったという感じです(笑い)。でも、久しぶりにNHKに来て、眠いなと思いながら局への入場ゲートで通行証を“ピッ”とタッチして入ると、“あっ! この感覚だ”みたいに思い出します。すごく自分の中で大切な場所なんだなって改めて思いました」 思い出に残るシーンのひとつとして、圭太とのキスシーンをあげていた彼女。NHKの『あさイチ』でもツッコまれていたけど? 「あれは本当に恥ずかしかったです(笑い)。朝ドラを見てくださる人たちに、あのシーンをどう受け入れてもらえるかな、と思ったんですけど……。演じるのも難しかったです」 これまで、恋愛経験なしと話していたけれど、これで“恋愛欲”が上がったとかは? 「みなさんに聞かれるんですけど、恋愛について話す機会が少なかったんです(笑い)。興味がないわけじゃなくて、いろいろな感情を知るために、人からそれぞれの“恋バナ”を聞かせていただいています。“こんな感情もあるんだな……”と」 そんな話に憧れて自分も……、なんて気持ちが起こらない? 「今はセリフと演技でいっぱいいっぱいですね。“このシーンでの演技をどうしようか”とか“このときはどんな気持ちなのかな”とかを想像していると、1日が終わって(笑い)。……ダメですか?」 ドラマでは“夢嫌い”だった希が大きな夢に向かって進み始めました。彼女を演じ終えた、自分自身の夢は? 「これからが大事なんだな、と思います。『まれ』の現場で学ばせていただいたことをつなげていくこと。そして、また戻ってこられればいいですね」 直撃! 5つのQuestion Q.好きな花は? 「バラとかも好きですけど、たんぽぽが好き。家には、みなさんからいただいたお花が常に飾ってあります」 Q.最近、泣いたことは? 「『まれ』のセレモニー以降、泣いたかな……。大笑いしたことなら、『orange』の撮影でクラスメートと他愛もない話をして、いつもたくさん笑っています!」 Q.朝ドラの撮影を終え、封印を解いたことはある? 「今もバタバタしていて、何も解禁できていません(涙)」 Q.元気にしてくれる食べ物は? 「お肉!(笑い)」 Q.『まれ』を終えた自分にご褒美をあげた? 「今、親指にしている指輪です。まれちゃんが“世界一”という夢に悩んでいるシーンを撮影しているときに、フランス大統領の料理人になったダニエル(・デルプシュ)さんという方をテレビで見まして。“夢はひとつじゃなくていいんだ”と気づかせてもらった、その方が親指に指輪をしていたんです。それで私もつけよう、って」 撮影/佐藤靖彦