2015年09月15日 19:01 Techable
このアルゴリズムは、ダイヤのどこかで遅れが発生した場合、過去の運行データをもとに、各列車の各駅への到着時刻や遅延によるダイヤ全体への影響を、最長2時間先まで自動的に予測。
オペレーターは、この予測を活用することで、列車の増発や振替輸送など、遅延による影響を軽減するための措置を講じることができる。
また、一般の利用客がこの遅延予測を知ることができれば、交通手段や移動ルートを変更するなどして、混乱を未然に防ぐことができるだろう。
Stockholmstågでは、2015年内に、遅延予測情報をリアルタイムで閲覧できるスマートフォンアプリのリリースを予定している。
Commuter Prognosisは、Stockholmstågで長年蓄積された運行データの解析から生まれた、ビッグデータ時代の予測ツール。
通勤電車のサービスレベルを向上する手段として、ストックホルムのみならず、世界各地でも応用できそうだ。
Commuter Prognosis