ファッション企業のデジタル戦略加速、バーバリーがLINEとApple Musicで新展開

英国ブランド「バーバリー（Burberry）」が、新たなデジタル施策を続々と始動している。LINEの公式アカウントでは今年から本格展開するメイクアップコレクションを販売し、Apple Musicではファッションブランドとして世界初の公式チャンネルを公開した。


バーバリーがデジタル施策を強化の画像を拡大

　バーバリー・ジャパンは、今年1月にLINE公式アカウントを開設。2月にはLIVE CAST機能を利用して2015年秋冬コレクションをライブ配信した。現在の登録者数は55万人を超え、伸び続けているという。9月15日から21日までの期間限定でメイクアップコレクションを販売する「バーバリー ビューティ ボックス on LINE」は、LINE以外の企業が、公式アカウントによる集客とLINEのEC機能を連携させて販売する初の試みとなる。「バーバリー ビューティ ボックス」は日本市場での事業拡大戦略の一部で、9月16日には銀座三越と阪急うめだ本店に、世界初のカウンター形式の店舗を開設する。
　また、米アップルとの提携ではApple Music内に専用のブランドチャンネルを開設。「バーバリー」がフィーチャーする英国の若手アーティストや、ランウェイショーで使用した楽曲、チーフ・クリエイティブ・ オフィサーのクリストファー・ベイリー（Christopher Bailey）がセレクトしたアイコニックなプレイリストなどが公開されている。
　これまでもランウェイショーのライブ配信と即日予約販売といった革新的な取り組みでリードしてきた「バーバリー」に続き、ファッション企業のデジタル戦略が更に進みそうだ。
■LINE ID : @burberry_jp
■Apple Music：公式ブランドチャンネル