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老後のおひとりさま問題「資金より友人関係を強固にして」

2015年09月15日 10:20  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

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厚生労働省によると、日本人の平均寿命は男性80.50歳、女性86.83歳。結婚してもしなくても、人生の終わりを“おひとりさま”で過ごす女性がほとんどだ。 「もちろん老後資金は必要ですが、私は友人関係のネットワークを強固にしておくことが大事だと思います」(ファイナンシャル・プランナー黒田尚子さん) 身体が元気で動けるうちに、友人関係のメンテナンスをしておくべきだと説く。 「普段からご近所付き合いをしておけば、足をケガしたときでも“ゴミ出しをお願いしていい?”と頼めます。社会の高齢化が進むなか、ご近所さんと助け合える仲を築くことは、お金では買えない価値があります」(黒田さん) 地元の同窓会に出て、アピールすることも大切。 「両親も母親だけが“おひとりさま”になっているケースがほとんど。同窓会に参加すると、市役所や病院に勤務する同級生に出会えるかもしれない。そういった人とつながっておけば、“母親がひとり暮らしだから、たまに様子を見に行ってあげて”と頼めたりする」(黒田さん)