マクラーレンは、ケビン・マグヌッセンが2016年以降のオファーを他チームから受けた場合、移籍を容認する意向であることを認めた。
昨年のオーストラリアGPでF1デビューを飾り、いきなり表彰台に登る活躍をみせたマグヌッセンだが、今シーズンはフェルナンド・アロンソの復帰に伴い、リザーブドライバーへの降格を余儀なくされている。
彼は、マクラーレンのレギュラーシートを再び取り戻したいとの考えを明らかにしているが、マクラーレンのレーシングディレクター、エリック・ブーリエは、ジェンソン・バトンの2016年のオプションを行使し、チームが来シーズンも2009年チャンピオンをキープすると述べている。
ブーリエは、マグヌッセンが他の可能性を追求するなら、マクラーレンがそれを阻止することはないとの考えを示した。
「彼にここでシートをオファーできればいいが、それは私ひとりで決められることではない。彼には確かに優先権がある」とブーリエ。
「彼はマクラーレンのドライバーで、常にマクラーレンで再びレースがしたいと主張している」
「しかし、我々がそうすることができないなら、個人的には彼が他のどこかでレースすることを決して止めることはないだろう」
マグヌッセンは、来シーズンから新規参入するハースF1のドライバー候補に含まれていたが、2016年に獲得可能なレースシートはほぼ埋まってきている。
彼は以前、来年もレースシートがないという状況を受け入れることは「絶対にできない」と語っている。